とうとう資生堂がスポンサーを降板することが決定した日テレの極悪演芸番組「エンタの神様」にも出演しているので、お笑いに疎い人でも見たことがあるかもしれない。
あんな番組に出ているから、彼についてお笑いをよくわかってない人がよくわかってないブログとか書いているので、少しフォローしておきたい。
NSC11期生、92年にリミテッドを結成。2丁目劇場でそこそこ活躍するが、劇場の壁に書かれた「リミテッドおもんない」というファンの落書きによりわずか3年で解散。いろいろと悩んだ挙げ句、やはり芸人としての道を歩むことを決意する。
しかしピン芸人の道は厳しく、舞台でも受けない日々が続いた。コンビ時代ツッコミだったこともあり、それを活かしたネタはできないかと紆余曲折を経て、ボケネタを事前に用意し、それを舞台で流して本番で突っ込むという、独自のスタイルを確立した。
ネタの映像は、構成作家の原田専門家の協力で事前に収録。もちろん、収録には立ち会い、ネタも本人が書いている。ここは声を大にして言っておきたい。
最近、ネタもんのDVDも発売され、上り調子といったところである。ただし、テロップはないのでエンタの神様視聴者は少々わかりにくいかもしれんなあ。
割とルックスがいいので、女性問題でのトラブルだけは注意してほしいものだ。田丸麻紀とは結局ノリだけで終わったらしいが・・・。
はてなダイアリーに陣内孝則がいとこってあったけど、ほんま?
月: 2004年10月
おから
豆類はかなり好きである。豆ごはんは言うに及ばず、煮豆や枝豆など、飯の次は豆というくらいである。あ、納豆は別。
だが、なぜかおからだけは食べなかった。食わず嫌いだと思うのだが、豆腐の絞りかすという、つまりは全くうまみの残っていない食べ物なのであって、そうまでして食べるのかということだ。
先日、大学時代の有志と飲みにいったときに、付け出しで小鉢に盛られたおからが出てきた。私は酒がほとんど飲めないので、すぐに箸をつけたわけだが、これが甘くておいしかった。
程なくして、我が家の食卓にもおからが上った。今まで全然食べなかったが、一口食べるとご飯の進むこと進むこと。おかんに「弁当に入れて」と言ったら、「日が経ってるからあかん」と言われた。残念。
我が家のおからは、うっすらとだし色で、刻んだネギとニンジン、ちくわが入っていたように思う。かすかすっとした食感はまだ慣れないが、一つ嫌いな物が減って嬉しいのは正直なところだ。
ガサラキ
ダグラム、ボトムズなどを手掛けた高橋良輔が手掛けたリアルロボットアニメの集大成。日本を舞台に、能をモチーフにしたポリティカルアクションである。
結論から言おう。リアルロボットは、結局リアルではなかったということだ。二足歩行兵器を現実に持ち込むのは、やはり必然性がないのである。歩兵のパワーアップは既に米陸軍で実戦投入されているが、乗用兵器としてのロボットは、恐らく登場しないと思う。
リアルロボットのリアルとは、現実にできそうなという意味ではなく、荒唐無稽ではないという意味だ。マジンガーZやゲッターロボを思い浮かべていただくと、違いがわかると思う。それらに比べれば、ガンダムやダグラムなどは幾分か現実的である。
しかし、本当の意味でのリアルロボットを追求したとき、ロボットはリアルかというパラドックスに陥る。ロボットは、まだまだ空想の産物なのである。
ガサラキからタクティカルアーマーをなくしてしまえば、かなりリアルな面白い物語になったと思う。しかしまた、タクティカルアーマーのないガサラキも、成立しない。
ガサラキは、図らずもリアルロボットアニメの終焉を飾った。近い将来、家庭にペットロボットが普及し、工事現場で二足歩行機械が作業する頃、真のリアルロボットアニメが登場することだろう。
エンタの神様はやっぱり視聴率にあぐらをかいていたのか
番組に関して、ネットでどんな批判を受けようが、視聴率がよければ全てはオーライである。この番組が二年以上も続いていることが何よりの証拠だ。
しかし、ちょっとまずいことが起こってしまった。
例のギター侍のネタで、番組スポンサーでもある資生堂の別スポンサー番組「おしゃれカンケイ」をもじって、「よごれカンケイ」というくだりがあったそうだ。これに資生堂が激怒、エンタばかりかおしゃれカンケイのスポンサーまで降板すると言い出したらしい。
スポンサー降板どうこうは別に勝手にすればいい。問題は、エンタの神様のチェック体制だ。
皆さんもご存知のように、エンタの神様は芸人のネタにいちいちテロップをあてる。ギター侍も当然テロップが入ったはずだ。ということは、この問題になった「よごれカンケイ」という言葉もテロップに起こしたはずである。
ネタをディレクターなりプロデューサーなりがチェックしていれば、これはちょっとまずいんじゃないかの一言くらいあったはずだ。しかし、ネタはオンエアされた。
つまり、番組制作の偉い人は、何もしていなかったのである。
資生堂は、おしゃれカンケイは別にして、エンタの神様はさっさと降りたほうが賢明である。日テレにはいい番組がたくさんあり、私も毎日どこかでチャンネルを合わせている。
エンタの神様ほどレベルの低い番組はない。それは、出演者である若手芸人のことでは決してない。彼らもあの番組に出ることによって、自らのレベルを下げてしまっているのだ。
百害あって一利なし。エンタの神様は、スタッフをごっそり替えるか、番組を即座に打ち切っていただきたい。さもなくば、エンタの神様という毒素が、汐留のあのビルを腐食していくだろう。
パスタモーニング
守口での独り暮らしは10年続いたが、4年目あたりから毎朝パスタを食べていた。パスタといってもただのスパゲティである。タイトルで少し気取ってみたが、別に意味はない。
食パンは確か一袋200円くらいしていたが、あるとき、パスタ2kgが200円で売っていた。一日分200gとして十日分。ひょっとしたらパスタの方がコストパフォーマンスが安いんじゃないかと思い、食材を揃えてみた。ミートソースはたまに1缶140円くらいで安売りしているし、茹でるのに時間はかかるが、そんなに日々が忙しいわけではない。その日から、私の朝食はパスタになった。
そのうち、オリーブオイルで炒めてみようということになった。適当なものを買ってきたところ、癖が強すぎてまずかったので、イタリアの本場っぽいものを買ってみた。だんだん知識が増えてくると、エキストラバージンというのが一番いいとわかった。最終的には、食パンの方が安かったかもしれない。
ミートソースは、メーカーによって味の差異があり、ママーが一番うまかった。たまにシチューの粉末でカルボナーラらしきものをつくったりしてみた。キッチンタイマーやパスタケースも揃え、確かにパスタモーニングという感じはあったかもしれない。
結局、6年以上に渡って朝食はミートソーススパゲティだった。そんなに毎日で飽きないかと思われるだろうが、これが飽きない。日本人が毎日ご飯で飽きないように、パスタも飽きないようになっているのだ。
実家に戻ってからは、ぱったりと食べなくなった。やはり家の台所は母のものであり、私の付け入る隙はない。電子レンジでパスタがつくれるという容器もあるが、どうも試す気にはなれない。
たぶん朝食にパスタを茹でるという行為そのものに、私は独り暮らしの意味を見いだそうとしていたのかもしれない。
電子レンジでパスタができる http://www.kureha.co.jp/living/02kk/index26.html
伝説巨神イデオン
今から考えれば、ガンダムと同時期に制作され放映されていたのだから信じられない。当時の私は、ガンダムよりもイデオン派だった。キッチンの死に泣き、ミサイル一斉発射に震え、理不尽な放送打ち切りに憤慨した。小学校5年生である。
メカの話ばかりで申し訳ないが、イデオンに登場するメカは重機動メカと呼ばれ、全てバッフクラン側の製造によるものである。全長100mを超えるイデオンに対抗するため、必然的にでかくなってしまったというわけだ。
始めはジグマックやドグマックなど人型を模していたが、後半は完全に対イデオン用ワンオフモデルとして、ガルボジックやギドマック、アブゾノールなどが登場した。
戦闘機も小さいながら比較的充実していて、ギルバウ、ゴンドバウなどイデオンにハーケン攻撃を仕掛けるものや、ズロオジックのように四機に分裂するものなど、多岐に渡った。
テレビ版では割愛されたが、物語も終盤に向かうにつれ、敵の兵器もどんどん大きくなっていく。イデオン中最大の戦艦、バイラルジン。”エ”の字型をしていて、全高はなんと10km以上。そんな乗り物をつくってしまうバッフクランでさえ、イデオンのパワーには適わない。
と思いきや、とうとうアニメ史上最大の兵器が現れた。ガンドロワである。全長なんと500km以上!東京-秋田間にも匹敵する(当時計った♪)のである。
ひらべったいウニのような形をしていて、そのトゲトゲで超新星のエネルギーを吸い取り、前面にある六角形をした三つの目から吐き出す。その威力は、惑星を吹っ飛ばすほどだ。しかし、イデオンはそのビームの直撃にも耐えてしまった。恐るべし。
しかし、二度目の発射で遂にイデオンは破壊され、差し違えのイデオンソードがガンドロワを貫き、近隣の宇宙もろとも壊滅する。合掌。
まさしく桁違いの作品であったが、哲学的なストーリーは大人になった今でも充分鑑賞に耐え得る。ただし、いきなり劇場版を観るよりテレビ版での予習をお薦めする。
エンタの神様は期首特番に総集編かよ
10月4月はテレビ番組改変期といって、視聴率の悪い番組をたたっ切る季節である。
と同時に、期首特番といっていわゆるスペシャルものを放送して継続になった番組を盛り上げようという時期でもある。
そんな中、我が(?)エンタの神様は、リクエスト特集であった。もちろん観ていないが、今までのネタを編集して放送したと思う。
期首特番といえば、予算もふんだんに使えて豪華な番組を制作するのが普通だが、それほど大物芸人も出ていないにもかかわらず、エンタの神様はVTRの編集だけで特番をつくってしまった。まさか、余った予算をスタッフで分けたわけではないだろうが、テロップ係にはボーナスでもやってほしいものだ。
せっかく視聴率もいいのに、若手芸人みーんな集めて生放送でもやったらいいのに、って思うじゃなーい。
ちょっとちょっと、生放送じゃテロップ流せないですから!残念!
ギター侍は生放送永遠に出られないのか、斬り!
ま、みんなてきとーにがんばれや。