ザ・カセットテープ・ミュージック

今唯一毎回楽しみに見ているテレビ番組だ。
懐古的な音楽番組ではあるが、そこらにありふれたものとは一線を画している。
パーソナリティーの音楽理論に基づいた鋭い考察や視点が実に魅力的だ。
それでいてバラエティという点でも成立していて、見ていて懐かしいし楽しい。
低予算ながら秀逸な番組構成が素晴らしい。非の打ち所がない音楽番組だ。
一応毎週放送はあるが、二週放送して、次の二週はリピート放送という形になっている。
地方テレビ局の編成の皆さん、数字獲れるのでぜひ。

BS12 毎週日曜21:00-
https://www.twellv.co.jp/program/music/cassettetapemusic/

まさかの京都殺人案内復活

チラッと番宣CMは見た。
私はてっきり「京都迷宮案内」だと思って、なにせ映っているのは橋爪さんだし。
あー、野際さん亡くなったけどまたやるんかと。
で、録画していたアメトークを見終わって、オンエア中のテレビに切り替わると、橋爪さんが映っていた。
あ、これかとそのままながら見していると、橋爪さん関西弁で芝居している。
あれ、京都迷宮案内って標準語でやってなかったっけ、と考える間もなく、「音川さん」というセリフが聞こえてきた。
何?音川さんやと?
あわててテレビの入力を切り替え、テレ朝のチャンネルにする。あれ、ロンハーやってる。チャンネルを替える。
まさかのフジだ。え?フジで京都殺人案内?
土ワイの枠がなくなって、フジでの復活だ。あらあら。
藤田まことさんが亡くなって、もし復活するとしたら、橋爪さん以外には難しいだろうと私も思っていた。
ネイティブの関西人でないとあの役はできないからだ。
泥臭い課長役は平泉成さん。うーん、妥当なキャスティングだが関西ネイティブではないし、泥臭さが全然ない。
正直言うと、この課長役のイメージに合う俳優さんがもういないのだ。
主に声優でご活躍の阪脩さんが一番近いのだが。
娘の洋子は本上まなみと来たか。色気はないがこれはよかった。
音川家の設定も、今回は五条ちょっと上がった高瀬川沿いになった。ええとこ見つけたな。
スタッフはほぼ同じなので、今後シリーズ化する気はあると思う。
二時間枠でやるよりも、テレ朝のあの枠でやってほしかった気もするなあ。

クイズ脳ベルSHOW

実は見てたりする。
昨日の11時間テレビは忘れてたので夜しか見てなかった。
それでも、あの長州VS藤波の叩いて被ってジャンケンポンは面白かった。
生の勝負だから尚更だ。昔を思い出した人も多いだろう。
もちろんレギュラー放送も面白い。
クイズのネタも隅をつつくような問題がたまにあって、この番組で久しぶりに思い出すことも多い。
久しぶりに見る芸能人も多い。原久美子なんかどんだけ久しぶりやねん。Wスポット見てたっちゅうねん。
高齢化社会になり、若者がテレビを見なくなったので、今後こういう番組が増えるかもしれない。
というか、増えるだろうな。

フジ27時間テレビはどうだったのか

日テレの偽善24時間テレビに対抗し、放送されてきたフジの27時間テレビ。
今年は生放送ではなく、8月でも7月でもなく、9月の放送となった。
私は当初、こういう番組は生放送でないと意味がなく、27時間も収録番組を垂れ流して面白いわけがないと言っていた。
当然見るつもりもなかったが、ホンマでっかだけはちらっと見た。
あの番組のスタイルで進行していたので普通に面白かったが、コーナーが切り替わってヘンな素人が出だしたからチャンネルを替えた。
その後全く視聴せず、サザエさんを見そびれて、日曜日の最後のパートだけをながら見していた。
だが、それが意外と面白かった。
近代日本の事件事故の歴史を振り返りながら、たけしさんと池上さんのかなりな暴露話に釘付けになった。
改めてタイムテーブルを見てみると、日本の歴史をそれこそ石器時代から現代まで、バラエティありドラマありでなかなか面白そうなラインナップだった。
端から面白くないと決めつけてチェックしなかったことを若干後悔している。
視聴率的には案の定悪く、歴代最低の去年をほんの少し上回るだけに留まった。
しかし後評判はそれほど悪くなく、意外によかったという声も多い。
生放送27時間に比べると、恐らく制作費もかなり低く抑えられるはずだ。
このスタイルが定着すれば、もしかするともしかするかもしれない。
来年はちょっと期待しよう。
それにしてもさんまさんがメインMCを務めた2008年は本当に面白かったなあ。

24時間テレビはなぜこうも続くのか

偽善とネットで呼ばれて久しい。
毎年視聴者から集める募金額を遥かに上回る制作費をかけて、連綿と放送は続いている。
こんなテレビ番組がなぜ人気なのか。
それはテレビ番組の枠を超え、イベントになっているからだろう。
仕事の昼休み、ふらっとATCに出かけると、黄色いシャツを着た一団がずらっと並んでいた。
小さい子供たちが声を揃えて募金を募っていたのだ。
都市部でもこうなのだから、地方はもっとイベント然として盛り上がっているのだろう。
番組の内容は確かに偽善の垂れ流しである。
しかしこれだけ完璧に確立された偽善には、視聴者もネット民ももはや太刀打ちができない。
Eテレのバリバラの皮肉さえ届かないほど、それは完璧な偽善なのだ。
24時間テレビが終わる可能性が一つだけあるとすれば、健常者と障害者の比率が逆転することだ。
障害者の側が主権を握れば、こんな偽善などはすぐに終わるだろう。
それまでは、健常者の偽善に振り回されるしかないのだ。
あなた方は気づいているだろうか。お茶の間で上からあの番組を見ていることを。
そして、24時間テレビは来年も続く。

さらば鬼平

時代劇は年寄りの見るものだ。今でも往々にしてそうだろう。
しかし、そのテレビ時代劇を、一つの映像作品にまで昇華させたのが「鬼平犯科帳」だと私は思う。
池波作品の魅力以上に、その映像は実に魅力的だ。
放映当初、私がまだ大学生だったから、その歴史が推し量れよう。
もちろん、このただのテレビ時代劇の魅力に周りの友人も気づいていた。
放送の次の日から「鬼平すごいな」という会話がマジで交わされていた。
映像系の学校とはいえ、二十歳そこそこの若者をも引き込むその魅力。
時代劇も一つの映像作品だということに気づいたのもその頃だった。
そんな鬼平が終わる。
物事には始まりがあれば終わりがあるのは常だが、残念なことに鬼平には大事なものが欠けている。
「次」だ。
鬼平の「次」を担うものがなにもない。
このまま終わらせるわけにはいかない。
時代劇をただのテレビ時代劇に戻してはいけない。
鬼平の「次」を創り出す責任が、我々にはあるのだ。
そうでしょう、御頭。

東映チャンネルが珍しく無料放送してると思ったら

昨日の日曜日は月初めということでスカパーの無料放送日だった。
仕事が昼までだったので、ゲームをしながらのんびり見ていると、東映チャンネルが珍しく無料放送をしていた。
いつもしてないのでよほど何かあったのかどうかはしらないが、番組表を見ていると、なんと昭和ライダーの初回を一気見せするではないか。
なんと懐かしい。
あまりしっかりと見た記憶がないので、思わず全部録画した。
昔のはやっぱりかなり泥臭いが、だんだんあか抜けてくるのがよくわかる。
BLACKRXまでくるともうほぼ平成ライダーの基礎ができている。
で、その中で予告が流れていたのが、巷で噂の劇場版「仮面ライダー1号」だ。
話には聞いていたが、ぶっちゃけあぶ刑事より観に行きたい。
私自身、仮面ライダーにはそれほど愛着はない。
むしろウルトラマンのほうで、一応知っているがそんなに詳しくはない。
しかし、あれは観たい。
総じて華奢な平成ライダーに対して、たぶんおっさん体型に合わせたのかもしれないが、それでもあのマッシブなスタイルは実にヒーロー然としている。
コピーに「原点にして頂点」とあるように、やはりオリジナルこそが最強なのである。
予告を見ているとだんだんスティーブン・セガールにも見えてくるが、それも含め(含むなw)、藤岡さんはいい映画を作ってもらったと思う。
と同時に、「仮面ライダー」を創ってくれてありがとうと言いたい。
彼なくして今の仮面ライダーはなかったのだから。
レイトショーやらんかなあ、子供来れないように。

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