銀河旋風ブライガー

”夜空の星が輝く影で、悪(ワル)の笑いがこだまする
星から星へ泣く人の、涙背負って宇宙の始末
銀河旋風ブライガー、お呼びとあらば即参上!”
柴田秀勝の口上であの伝説のオープニングは始まる。ブライガーは、オープニングが全てと言っても過言ではないだろう。
銀河旋風ブライガーは、必殺シリーズをモチーフとし、J9シリーズ三部作の最初にあたる。オープニングに加えて、軽妙洒脱なセリフが話題を呼んだ。塩沢兼人が熱血キャラをあてるのも珍しい。
以前、BSアニメ夜話で銀河鉄道999の話をしていたにもかかわらず、なぜかブライガーのOPが流れた。金田伊功の話に言及して流れたわけだが、コマ送りして動きや作画のおかしさを確かめてみたり、スリーナインそっちのけでかなり長い間話が続いていた。たぶん、テレビの前で相槌を打っていたマニアも多かったはずだ。
金田氏は本編には一切関わっていない(はず)だが、DVD-BOXのジャケットを書き下ろすなど、ブライガーと氏とは切り離せない間柄にある。
ゲームでブライガーを知った人も多いと聞く。ロボットアニメとしてはいささか物足りないところもあるが、J9シリーズはメカよりもキャラが魅力なので、DVDやCSなど、名前を見かけたらご覧いただきたい。もちろん、金田伊功作画演出のオープニングは必見である。