MTJ #13

「Rose or Lose」The Willard
実は好きだったりする。この曲は、某映像コンテストに出品した作品にパクってタイトルにした。ウェスタン風の出で立ちにスライドギターが特徴的なバンド。そういえば、サウンドもどことなく西部チックだった。ピーメとサボテンが良く似合う。なんと、まだ現役で活動中!すげえ。
http://willard13th.com/prank-ster/

「Virgin Love」Blue Angel
鋲の付いたレザージャケットが思い浮かぶロックンロールなバンド。男三人に紅一点ヴォーカルというありがちなパターンだが、なんと、ここも現役で活動中。視聴してみたらすごくシンプルな音作りながらもビートの効いた熱いサウンドが流れてきました。ちょっとロカビリー方面に振ってるかな。しかしみんなすごいなー。
http://www.dsw-groovy.com/ba/

「Highschool Days」東京少年
大学時代の同級生の友達がメンバーだったが、メジャーデビュー時にお前ジャマやと外されたらしい。芸能界って怖いねえ。東京少年と名乗りつつ京都出身の笹野みちるは、政治家を母に持つ。透明感のあるヴォーカルと青春真っ最中な詩がよかった。後に同性愛者であることを告白、個人的にはああやっぱりって感じだった。

「Glorious Days」布袋寅泰
サポートギターに土屋昌己がいるだけでも凄いのに、ベースは松ちゃん、ドラムは池畑さん、キーボードはホッピー、パーカッションはスティーヴ衛藤と、当時のJ-POP少年ならヨダレに鼻血もののメンバーである。ボウイ解散後、巨人が動き出した。ビデオはタイレル制作。問題無し。

フライデー

初めてインベーダーゲームをやったのは、確か小学校4年生くらいだったと思う。どこかの小さいゲームセンターというか、空き部屋に筐体を置いただけのゲームコーナーみたいなところでやったと思う。初スコアは340点だった。
今の子供達以上に、僕達がゲームにはまったのは当然だった。家は繁華街にも近く、小学校5、6年生になるとゲームセンター通いをするようになった。
京都の繁華街、河原町通から少し入ったところに、フライデーというゲームセンターがあった。大きなゲームセンターで、筐体が4、50はあったと思う。よく杉山君と遊びに行ったのを覚えている。
インベーダーブームは過ぎ去ったが、巷にはいろんなゲームが溢れ始めていた。私が強烈に憶えているのが、トランキライザーガンとムーンクレスタである。
トランキライザーガンは、その名の通り麻酔銃でジャングルに潜む猛獣を狩って得点にする。ムーンクレスタは、いわゆるシューティングゲームで、合体要素が売りであった。レバーは十字、ボタンも一つしかない時代の話である。
ほとんど毎日のように通っていた気がする。普通なら、不良少年への第一歩だったかも知れないが、ただ純粋にゲームがやりたかっただけであって、その辺の分別はあった。手持ちの小遣いがなくなれば終わり。欲望に任せたなりふり構わない連中とは違う。
大人になってコンピュータが発達してくると、エミュレータというものの存在を知った。あの懐かしのゲームが、自宅のパソコンで遊べるのである。私は真っ先に、この二つのゲームをプレイした。今から比べれば、チープで単純なゲームだが、コンピュータゲームが持つ本質は何も変わっていない。
ほんの一瞬だけ、あのフライデーで過した空気が甦ったような気がした。

映画のタイトル

細木数子が映画のタイトルに口を出し、このままではヒットしないと言ったので製作サイドも改題したそうだ。なんでもかんでも口出ししやがってあのクソババア、と言いたいところだが、どうも最近、特に洋画の邦題については私も首を傾げていたところだ。
邦画全盛の大昔、洋画には必ずと言っていいほど邦題が付けられていた。もちろん、直訳しただけのものやそのまま外来語にしただけのものもあるが、小粋なタイトルが付いていたものだ。
近年、邦画が衰退して洋画がはびこっても、「氷の微笑」などという素晴らしい邦題もあった。ところがこの十年程、洋画にはほとんど邦題がつけられず、そのままカタカナにしただけのものがあまりにも多過ぎる。私が観た中で閉口したのは、「エグゼクティブ・デシジョン」である。何の映画がこの題名で分かる人がいるだろうか。
邦題を付けるのは配給会社の仕事である。サクラの客を使った下らないCMをつくっているヒマがあったら、客が観に行きたくなるような邦題を考えろ。業務怠慢も甚だしい。AVビデオでも観て少しは見習え。「ベルリン・天使の歌」をもじった「ベロチン・天使の舌」には涙が出たわ。

機動戦士ガンダム

さて、今更何を書いたらいいだろうか。
この作品に出会わなかったら、今の私の60%はなかったと思う。60%がガンダムなのではなくて、ガンダムから派生したいろいろな物事が、60%なのである。
私は、辛うじて本放送をリアルタイムで観ることができた。小学校4年生だったと思うが、一番覚えているのが迫撃!トリプルドム、マチルダ中尉の死ぬ回である。いろんな記憶が上書きされているのではっきりとは思い出せないが、それほど熱中していたわけでもなく、観たり観なかったりでまだテレビより友達と遊ぶ方が楽しかったんだと思う。
ただ、プラモデルは激烈にハマった。それまでもプラモデルは作っていたが、ガンプラが出てからはもうガンプラ漬けである。ミリタリーや車などには目もくれなかった。
あれから25年、未だにプラモデルが売っているというのは凄い。これも偏に、スポンサーであるバンダイの努力(しがみついてるとも言うが)のお陰であろう。クローバーは今頃臍を噛む思いに違いない。
私も、稚拙ながらインサイドストーリーというものを書いている。これだけガンダムに世話になったのだから、少しでもガンダムのために何かしたいなというのは正直なところである。そして行く行くは、何らかの形でガンダムの制作に関われたらと思っている。
そして、本物のガンダムの完成を見ながら死ねればなあと、薄ら思っている次第だ。

PSPvsDS

年末のゲーム戦争は既に口火が切られている。今年はドラクエというキラーソフトの発売に加え、各社から新型ハードが発売される。プレイステーションポータブル(以下PSP)とNintendoDS(以下DS)だ。両方ともいわゆる携帯ゲーム機である。
私は、DSの優位性を感じている。ゲームボーイアドバンスの上位互換という点や価格もPSPより安い。しかし、最も注目すべき点はインターフェイスである。
タッチスクリーンを採用し、今までと全く違った遊び方ができるのである。DSのソフトに関しては、タッチスクリーン機能を使用するという前提で開発されたものがほとんどである。十字キーやボタンではできなかった細かい操作も可能になり、それはゲームの奥行きを広げるものである。
しかし、ハードの優位性、CPUがどうの、解像度がどうのというより、まずは面白いソフトありきである。そうなるとPS陣営が有利に思えてくるが、既にPSやPS2でプレイしているゲームを、わざわざ新しいハードを買ってまでプレイするユーザーが果たしてどのくらいいるだろうか。
その点、DSの新しいインターフェイスは、今までどこにも存在していなかったゲームがプレイできる。これはDSの存在意義を深め、購買意欲につながる強力な武器になる。
コンシューマーハードでは、任天堂は敗れ去った。しかし携帯ゲーム機は、任天堂の牙城と言ってもいいだろう。家庭用ゲームはPS、携帯ゲームは任天堂、といった住み分けが、近い将来起こり得ると、私は感じている。

MTJ #12

「1999 Secret Object」聖飢魔II
プロモーションに訪れたレコード会社の関係者が、聖飢魔IIのステージを観てぶっ飛ぶ。文字通りぶっ飛ぶ。ブラックというかシュールというか、今から考えると、オウムと同時期だったらかなりやばかったかも知れない。今はもう時代が寛容なので。解散するときにほんまに会場爆破くらいやってくれると思ったけどなあ。

「Limited Night」Zero Spectre
尊敬するドラマー(別にやってるわけじゃないが)池畑潤二がルースターズ解散後に結成したバンド。ヴォーカルがちょっとスカしててやな感じだったが、そこそこ頑張ってた。この曲はドラマ仕立てで面白い。女性を三股かけてる男にヴォーカルが扮し、どたばたやったあとに女三人から撃たれる。ノリのいい曲もいい。

「All My Dreams」The Jadoes
コミックバンドを欠片も感じさせない曲。ジャドーズにはある意味不必要な爽やかさが、ふんだんに詰まった一曲。しっとりじみじみと聴かせてくれる。笑いどころ一切なし。果たしていいのか悪いのか?

「All Night All Right」Rollie
90年代ももうすぐというときに、オールディーズを引きずっていたバンド。しかし、この曲はノリノリでかなり好きである。滅多にいかないカラオケで見つけたときには思わず歌ってしまった。ツインヴォーカルも新鮮。

「さいざんすマンボ」トニー谷
この曲あたりからリミックスが流行り始めた。コンピュータの発達で技術的に簡単になってきたのだろう。もちろん映像はトニー谷の映画からコラージュ。確かCDシングルもこのあたりから。プロデュースは大瀧詠一ざんす。

火事

23日午後5時半ごろ、私の家の前を消防車がサイレンを鳴らして通り過ぎ、すぐに停まった。そこには消火栓があるので、近所が火事に違いないと、私はPCの電源を落として窓を開けて辺りを見回した。
煙らしきものは見当たらないので外に出てみると、家の近くに停まった消防車から、北へホースが伸ばされていた。相変わらず煙や炎は見えない。町内から一斉に人が飛び出し、心配そうに様子を窺う。
どうやら台所からのボヤらしく、通行人が発見して消火しながら119番に電話したそうだ。おかげで大事には至らず、無事夕食の時間となった。
これから寒い季節になる。ストーブなどの暖房器具を使う機会も多くなる。皆さんもくれぐれも火事には注意していただきたい。