機甲創世記モスピーダ

ブライガー、アクロバンチと並んで、金田オープニング3部作と呼ばれて(?)いるのがモスピーダである。ノリのいい曲とともに、金田節全開の作画がスピーディに展開する。
モスピーダは音楽制作に比較的力を入れており、OP、EDや挿入歌はなかなか聴き応えがあった。特にエンディングはテレビアニメ史上初のブルースであり、私も好きな曲の一つである。
劇中に登場するライドアーマーは、バイクが変形してパワードスーツのようになるのだが、理にかなった無理のない変形をしており、なかなか素晴らしいギミックである。バイクが変形してロボットになるというのは、恐らく変形メカとしてはあまり例がない。当時、ちょうどバイクに興味が出てくる年頃だったので、アニメファンでなくてもこの番組を観ている友人は多かった。
ただ、この作品も残念ながら低視聴率のため2クールで打ち切り、ハードSFな舞台設定を活かしきることができなかった。しかし、アメリカでは「ROBOTECH」として再制作され、かなりの人気を博したようだ。