「金曜日のライオン」TM NETWORK
TMのデビュー曲。小室の曲調はこの頃から何一つ変わっていない。ダンサブルではないが、耳を惹く音であることには違いない。むしろダンサブルな曲より、テンポの緩やかな曲に名作が多い。宇都宮のルックスはよかったが、あまりアイドル的売れ方はしなかったように思う。それより、今でもみんな元気で頑張っているのはすごいことだ。
「なんかちょうだい」伊武雅刀
残念ながら、私はスネークマンショーを知らないが、伊武キャラ全開のビデオである。なまじ声のいい人がこんなヘンなことをされるとインパクトが妙なところについて癖になる。緊張と緩和という笑いのセオリーに忠実な内容である。音楽をサポートしたShi-Shonenのメンバーも巻き込まれている。
「緑の日々」オフコース
大作である。もはやビデオクリップの域を出、一つの映像作品として立派に成り立っている。年老いたメンバーの前に武田鉄矢扮する天使が現れ、人生をもう一度やり直す機会を与えるというストーリー。映像もいいが、断然曲もいいのである意味卑怯かもしれない。高樹沙耶、エディ・タウンゼントが客演している。未見の方はぜひご覧いただきたい。
「摩天楼ブルース」東京JAP
メンバーに赤坂泰彦がいたことはあまり知られていない。冒頭、いきなり女性の死体である。自殺か他殺か、都会に暮らすこの女性に何があったのか。小泉今日子主演ドラマ「少女になにが起こったか」の主題歌でもある。引っ掛けたか。ともかく、いい曲である。私はカラオケがこの世から消えて欲しいと思うくらい嫌いだが、この曲は熱唱してみたい。
「FIELD WORK」坂本龍一 Feat.Thomas Dolby
これも大作である。前大戦の生き残りである日本軍兵士(教授)を、マニアックなストーカー(トーマスさん?)がその生活を追い掛け、最後には殺されてしまう。こういう大作になると、曲がBGM化してしまいがちなのでバランスが難しい。教授のできてるようなできてないような芝居も必見。