日産のティアナという車があるのだが、そのコマーシャルソングに、このアルバムに収録されている「What a fool beleaves」が使われている。ドゥービーブラザーズのカヴァー曲なのだが、オリジナルよりしっとり聴かせてくれる。マットビアンコらしくないといえばそうだが、ノリノリな曲ばかりではないのも間口の広さを窺わせる。
このアルバムを買ったのは、トップチューンの「You're the rhythm」のビデオを観てから。まだヒップホップがミュージックシーンを席巻する前、ダンスミュージックと言えばユーロビートだった頃だ。
ラテン系のフレーヴァーを取り入れたサウンドは、今やマットビアンコというジャンルを作り上げてしまった。口にするのは気が引けるが、お洒落なソウルサウンドという触れ込みで、息の長い人気を誇っている。
日本にもよくツアーで来日するが、大阪ミナミのクラブに毎回お忍びでやってくるのは本当らしい。私はそんなキャラクターじゃないので、指をくわえて「へえ」と言うしかないが。
今、最新の情報をググったら、顎がはずれた。なんと、オリジナルメンバーが復活している。そう、あのバーシアもだ。詳しくはリンク先を見ていただきたい。あーびっくりした。
マットビアンコ 公式ウェブサイト http://www.emarcy.com/bianco/
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