でかみかんの皮むき器


普通のこたつみかんよりも、夏みかんのようなでかい柑橘系が好きである。なぜかというのは訊かないでいただきたい。好きなものは好きなのである。
しかし、あのでかい系みかんというのは、皮が厚いので食べるのが少々厄介である。こたつみかんのように簡単に皮むきできないし、いざ食べる段になればナイフが必要になり、洗い物も増えて面倒である。
4、5年前、独り暮らしをしていたときに、八朔が4個200円くらいで売っていて、これはいいやと買ったときに、ある道具が赤いあみあみの中に入っていた。それが、文末写真の皮むき器である。
道具といってもプラスチックの板だが、その鉤状になった先をでかみかんのへそに差し入れて、そのまま下へ持っていくと簡単に皮が切れるのだ。鉤の部分は刃のように鋭角になっていて、その刃の幅はちょうどでかみかんの皮幅と同じなので、深く切り入れても中身まで届かない。
加えて、素材の程よい強度や持ちやすい大きさ、何よりちょうどみかんの形や色に工夫されているのが憎いではないか。マジな話、私は常にこれを持ち歩いていて、いつでもどこでもでかみかんが食べることができるのである。
全国のでかい柑橘系を出荷している方々は、ぜひこの道具を同梱してもらいたい。というのも、私が手に入れてから全くお目に掛かっていないのだ。こんな便利な道具を使わない手はない。でかみかん消費アップにもつながるので、どうかご検討いただきたい。