紳助師匠暴行事件

暴力はいかなる場合においても肯定されるものではないが、世の中に暴力がないかというとそれも全くの嘘になる。
この事件の場合、問題なのは暴行を受けた女性にある。
例えば、街を歩いていて声をかけてきた女性を師匠が殴ったとするなら、これは社会的にも非難や制裁を受けてしかるべきである。ところが、この事件で暴行を受けた女性は、吉本興業の社員というではないか。
島田紳助といえば、吉本のタレントでも三本の指に入り、吉本興業の収入の何十%かを担うビッグタレントである。被害届が出て刑事事件になることによって、師匠が今後活動を縮小し、レギュラー番組が終わるようなことがあれば、吉本興業にとっては大損害である。
確かに、大物タレントの暴力に屈せずにそれを粛正しようとする行為は褒められるものである。がしかし、師匠とてそこらのヤクザとは違う。理不尽な暴力ならまだしも、女性社員には殴られてしかるべき理由があったのではないだろうか。
加えて、その行為が吉本興業に多大な損害を与えることを省みないということは、帰属意識に全く欠けていると言わざるを得ない。
仕事の現場で、まして一滴も酒が入っていないところで、何の理由もなく師匠が暴力を振るうということは、私には考えられない。被害届が出ている以上、警察沙汰になることは間違いないので、この問題は今後大きなものになるだろう。

みかつう

ツイッターは@crescentwroksだよん

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