戦闘メカザブングル

富野喜幸がガンダムで注目された後なので、ザブングルは大いにファンや業界を沸かせた。ガンダムのようなリアルロボット路線を歩むかと思いきや、意外にもギャグものであった。丸顔の主人公がその証拠である。
ではリアルではなかったかといえば、ウォーカーマシンなどは実にリアルで、そのまま街角の工事現場に置けるくらいディテールが細かかった。しかもハンドル操作で動くのだ。
その分、主役メカのデザインがギャグのように浮いてしまい、物語の途中で交代するという前代未聞の出来事が起こってしまう(後にサンライズの定番となる)。
私が触れたいのは、銃の話である。放送当時はあまり銃について詳しくなかったが、後にザブングルがかなり銃について細かい設定や描写があるというので、改めて見直してみた。実は、登場キャラ一人一人にお抱えの銃があったのだ。
例えば、主人公のジロン・アモスはブローニングHP、ラグ・ウラロはHK・P7、ブルメはエンフィールド、チルはスコーピオン、ダイクはキャリコ、キッド・ホーラはモーゼルミリタリー、ティンプはもちろんコルトSAAなど、まさにマニアでしかわからないような設定になっている。そういえば、オープニングでは各キャラが発砲するカットがあるし、ジロンの持つブローニングHPのアップショットもある。興味を持って観ないと気づかないものだ。
残念ながら、本編では活躍の場をウォーカーマシンに譲るわけだが、制作に関わったガンマニアはきっと歯痒かったことであろう。

みかつう

ツイッターは@crescentwroksだよん

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


Warning: Undefined array key "rerror" in /home/xs008668/mikatsu.com/public_html/wp-content/plugins/wp-recaptcha/recaptcha.php on line 291