ヤフーのバナーにあったので踏んでみた。飯田譲治が何か撮ったらしい。飯田譲治といえば、ナイトヘッドに代表されるオカルトものである。学生時代、毎週ビデオに録ってみていたが、最終回だけ時間がずれていて結局観ていなかったりする。一番好きなのは、沙粧妙子である。あれはよかった。アナザヘヴンにはがっかりしたが。
それはさておき、ウェブで公開するショートフィルムということで、15分の短編を撮っている。オカルトものではない。クジラを撮りに向かった取材班が、途中で船舶火災を見つけてどうのこうのというストーリー。スクープを渇望する主人公に柏原崇、ヘリのパイロットに石橋凌。
恐ろしいことに、ほとんどが空撮である。恐ろしいというのは、スタッフとしての立場でだ。撮影は大変だったと思う。15分だからなのか、予算はたっぷりあったようだ。
飯田譲治らしい小物は出てくるが、飯田譲治作品にしては面白みに欠ける。畑違いだからなのか。スーパードライというスポンサーが扱うイメージの映像化なので、この辺は致し方ないところかもしれない。
ウェブムービーだが、手抜き感は一切なかった。その辺りは、ご自分の目で確かめていただきたい。一応断っておくが、商品カットは出てこない。長ーいCMでも面白かったような気はするが。
http://www.asahibeer.co.jp/superdry-films/
月: 2004年12月
MTJ #17
「頭の中」THE真心ブラザーズ
とんねるずのネタにもじもじくんというのがあるが、果たして、この元ネタがポンキッキであるというのを憶えている人はどれくらいいるだろうか。とんねるずがオリジナルではない。あれはポンキッキのパロディだったのだ。そのオリジナルのもじもじくんがビデオに出演している。YO-KINGのむせびなくような高音域の歌声が心に染み入る。
「スチャダラパーのテーマPART2」スチャダラパー
いわゆるラップをJ-POPに認知させたのは彼らの役どころが大きいと思う。ビデオはごちゃまぜ的要素が面白い。この頃既にパーフリとは親交があったようだ。ゲストで出演している。日本のビースティボーイズ?言い過ぎ?
「Baby Cry For Me」Date of Birth
メンバーの顔のアップショットが次々と入れ替わる。曲もノリがいい。だいぶ経ってから(5、6年は経ってたと思う)急にCMで流れたりもした。話題になるかなと思ったらあっさりスルーされた。CMディレクターに起用した意図を訊いてみたい。
「Men's Junan」ヤプーズ
メンバー総出演のドラマ仕立て。みんな撃たれて死んじゃう。泉水さんとか結構サマになってたりするけど、やっぱり中原さんは・・・。純ちゃんは悪女ということで。この曲、歌詞も面白い。ヤプーズが脂の乗り切っていた頃の作品。
ムーンクレスタ
80年日本物産。シューティング。
ファンファーレとともに登場するのは、合体式の機体。1号機から順に登場し、うまくいけば3機合体しての攻撃が可能である。
ただし、それには厄介な敵を倒さねばならない。弾こそ撃ってこないが、ハイスピードな動きと複雑なアルゴリズムで狙い撃ちはほぼ不可能。撃つというより当たるのを待つしかない。正直、3機合体はかなり難しい。
その合体シーンであるが、慣性の法則が働くので慣れるまでは難しいだろう。レバーはあくまでも小刻みに、ボタンを押せば逆噴射するので、まずいと思ったら遠慮なく押そう。もちろん、失敗すれば自機を失うことになる。
当時、私も含めてかなりこのゲームにハマった者が多い。インベーダー後のゲーム業界で、如何に主権を握るかは、ゲームのアイデアにかかっている。そんな中、合体という要素を取り入れた本作は、敵を撃つだけのシューティングゲームに飽きていたゲーマーを虜にした。難易度はやや高いが、アーケードゲーム黎明期の名作であることには間違いない。
MTJ #16
「虹の都へ」高野寛
大学の先輩、らしい。在学中から高橋幸宏に師事、ピュアなサウンドと清潔感のあるルックスでOL、女子大生に人気(ほんまか?)。この曲はCMにも使われたので聴いたことある人も多いかも。コマ撮りはちょっとイメージに合わない気がするが。
「山行きバス」遊佐未森&ソラミミ楽団
清潔感といえばこちらはその名の通り自然溢れる清涼感いっぱいのサウンド。超音波一歩手前のハイトーンソプラノはまるで小鳥のさえずり。黄色で統一した映像の色感が更に雰囲気を醸し出す。胃もたれ、二日酔いの朝に効く(?)。
「プレゼント」Jitterin' Jinn
彼女でもない女にようそれだけモノやったな、って感じ。女からすればもらうもんもろたからさいなら、みたいなところか。そのプレゼントされたものがアニメでふわふわと動く。ぎこちない春川ちゃんの芝居も必見。しかしこのバンド、全曲同じビートなのはむしろ驚愕である。もっと驚愕なのは、じったりんじんと打ち込んで変換すると、JITTERIN'JINNと出ること。やってみ。
「Heart of the Hills」小泉今日子
下山淳の泣きのギター、池畑潤二のパワードラム、あれ、ルースターズ?と誰もが思うだろう。枯れたはずの丘に緑が甦り、一人その丘に佇むキョンキョン。ハードなサウンドをバックに、時は静かに流れる。いいねえ。
「Mickey」Tony Basil
ご存知、ゴリエちゃんの原曲である。このビデオも5人のごついチアダンサーが踊っている。ごつい。男みたい。これはそういうチアリーディングに使う曲なのだろうか。ワンナイもよくこんな曲掘り返してきたものだ。SONYMTVのワンヒットワンダラースペシャル(一発屋特集)で流れてたのに。しかし沖縄の人ってみんな踊りのセンスあるの?
スピーク&レスキュー
80年サン電子。シューティング。
奇数編隊を組んで降りてくるUFOを撃つ。木の葉のように素早く動くので、撃破は少々厄介。撃ち漏らすと画面右手で縦に並んでいる人間を拉致。画面左上の敵陣の待機場所に連れて行かれるまでにUFOを撃って救出する。自機がなくなるか、人間を全て拉致されるとゲームオーバー。
拉致されるときに「タスケテー」とノイズまじりの声がするのが特徴。日本初(世界初かな)の喋るゲームである。他に、ステージクリアのボーナス追加時に「ヒャクテン」とか「ニヒャクテン」とか喋る。喋るのに力を使ったのか、BGMはない。ビーム発射音とUFOの移動音、撃破音と「タスケテー」である。自機の爆発音が意外と大きいのでびっくりすることがある。
ぶっちゃけ、喋る以外は何の変哲もないただのシューティングゲームだが、喋ったことによって広くプレイヤーの心に刻み込まれたゲーム。
島田紳助略式起訴、被害者は芸能界引退を要求
昔こんな事故があった。
JR西日本路線で人身事故が発生、救助作業にあたっていた救急隊員が、後続の列車と接触して死亡した。JR西日本は、後続の列車に事故現場での減速指示を出さなかったとして、緊急時の管理責任を問われて糾弾された。
確かに、JR西日本の危機管理能力には問題があり、その所為で救急隊員の命が失われた。しかし、事の発端を考えてみたい。
最初に起きた人身事故の被害者というのは、線路内で遊んでいた中学生である。立入禁止であるにもかかわらず、彼らは線路内に侵入して遊んでいたのだ。そして列車と接触、怪我をした。このガキ共が線路内で遊んでいなければ、事故も起きず、救急隊員も死なずに済んだのである。
もちろん、それは結果論かもしれないが、この一件で、ガキ共のしでかしたことはすっかり棚に上げられてしまったのだ。
さて、もし件の中年女性マネージャーが礼儀正しい人物であったなら、暴行事件は起こっただろうか。もし、イラクのフセイン大統領が温厚で平和的な人物であったなら、アメリカは攻撃をしただろうか。大きな暴力の影で、小さな悪事が消え入ろうとしている。
事の発端を考えていただきたい。
ザ・警察官2全国大追跡スペシャル
ガンシューティングゲームは見つけ次第片っ端からプレイしているが、このザ・警察官シリーズはどうしてもプレイする勇気が出なかった。この筐体は、センサーでプレイヤーの位置を感知し、それに連動するような形でステージが動く。つまり、筐体でバリケードポジションを作るのではなく、己の身体を動かして隠れるのである。つまり、端から見ればかなり奇異なプレイスタイルに見えるのだ。早い話が、恥ずかしいのである。
先日、その筋の友人と会う機会があって、ゲームセンターをうろうろしていたときにこのゲームを見つけたので、とりあえずやってみた。
スタンディングでシューティングポジションを取るが、そのままでは撃たれてしまうので腰を屈めて隠れる。身を起こすと容赦なく撃ってくるのでまた隠れる。気がつくと、ずっと中腰で撃っていた。
3ステージくらいでゲームオーバーになってしまったが、ずっと中腰なので太腿に激痛が走った。これはきつい。ちゃんと立って撃たせてくれない。プレイ中は、かなり激しく動くことになる。確かにコンシューマゲームでは味わえない醍醐味だが、さすがにこのゲームはきつかった。
ギミックとしては、非常に面白い。プレイヤーの位置によってステージの描画が変化するので、ボタンを押すだけのゲームとは一味違う面白さがあった。他のゲームにも応用できればいいと思う。
ゲームのナレーションも、テレビの特集番組でおなじみの声優(たぶん小林清志)を起用するなど、遊びやこだわりも見られる。
筐体のハード性能に天井が見えてきた今、アーケードゲームはアイデアが命である。ガンシューティングゲームもいろいろと発展してきたが、これからどんなゲームが出てくるのか楽しみである。