MTJ #15

「Temptation Girl」BOX
杉真理と松尾清憲という往年の(失礼)大ベテランが組んだユニット。もろロンドン、もろリバプールって感じ。ギターサウンドはさすがである。ロンドンっぽいカット割りもいい雰囲気である。安心して聴ける曲。

「Loosen Love Sick」The Shamrock
こっちもロンドン。三つボタンのスーツで決めたビートルズライクなサウンドの二人組。二人とも歌ってギターを弾く。粗い感じの街のイメージショットとシネカリっぽいテロップがいけてる。アルバムは買わなかったが、割と好みの曲が多かった。

「悪の華」Buck-Tick
これだけ尖り切ったバンドも珍しい。それこそ髪型みたいに。もちろん現役で活動中。メジャーデビュー以降、いろいろあったがメンバー変更一切なし。ちなみに、ドラムさんは今でもツンツンである。寿ももちろん頬にB-Tと入れているし。

「バージンブルース」戸川純
「昭和享年」というアルバムの中の曲。そんな頃である。オリジナルは野坂昭如氏。純ちゃんは戦後の赤線、みたいな雰囲気。またそういうのがよく似合うからさすが元祖不思議少女。憂国調の詞が増え始めたのが少し気になったが、別に思想的に何かあるわけではない。