F1第7戦ヨーロッパGP

ホンダ復帰、琢磨復帰のグランプリである。タイトなコーナーとストレートで構成されたニュルブルクリンク、高低差とミューの低さが悩みの種である。ストップアンドゴーも多いので、エンジンとタイヤに厳しい。
今回から一発予選に変更になった。これは改善というふうに捉えたい。台頭したウイリアムズに対し、好調ルノーは下位に沈んだ。おまけにフィジケラはグリッド上でスタックして動けず、ピットスタートとなった。
二度目のスタート、タイトな1コーナーで数台がコースアウト、ウェーバーがリタイヤした。ライコネンがトップを維持。
中盤、ストレートエンドでライコネンがコースオフ、ハイドフェルドがトップに立つ。低ミューでのハードブレーキングには細心の注意が必要だ。
トイレ行って歯磨いている間にラルフリタイヤ。終盤に入り、調子の出てきたアロンソが無用のコースオフ。やはりタイトコーナーへ続くストレートエンドでのオーバースピードだ。私もゲームでよくやる。
そのうち各マシンコースオフ続出。タイヤがかなり厳しい状態だ。ライコネンのオンボード映像。右フロントタイヤがフラットスポットで跳ねている。あと数周、もつのか。ホイールごと飛んでしまうぞ。とうとうミハエルまでコースオフ。みんなタイヤぼろぼろ。
そんなライコネンをアロンソが猛追。しかしアロンソとて万全ではない。ファイナルラップ。うわーやっぱりサス折れた。アロンソたなぼた勝利。がんばったタイヤをぽんぽんと叩く。うわーライコネンタイヤ当たってるやん。無事でよかったな。
なかなか見ごたえのあるレースだった。ニュルは抜きどころも多いのでバトルもそれなりにあった。スタート時、フィジケラがもうちょっとてこずってフォーメーションラップがもう一周あったら、なんてことは誰も考えてないだろう。

アグファ破産

いくらデジカメが普及しようとも、フィルムカメラは絶滅しないと思っていたが、まずフィルムメーカーがやられてしまった。
昔本腰を入れてスチールをやっていたとき、アグファのリバーサルは結構使った。確かモノクロのリバーサルを唯一販売していたと思う。ネガは色のバランスがむちゃくちゃで(ラボが悪い?)使えなかったように記憶している。
破産しなくても、購入できる店はたぶん僅かだっただろう。フジやコダックといったメジャーなフィルムさえ売れないのに、ドイツの聞いたことのないメーカーのフィルムは、素人が見れば百均レベルに思えたに違いない。
デジカメ市場は、今後も銀塩フィルムカメラの市場を圧迫していく。だが、私は決して、デジタルがアナログにとって代わる時代が来るとは、決して思えない。絶対にそれはない。絶対に。

ごっつええ感じショートコントアーカイブ#15

・しょうた!
幼くして亡くなったしょうたくん。しかし、葬式の棺桶や火葬場、墓石から「ぼく死んだん?」と顔を出し、板尾だけしかそれに気づかない。やがてしょうたは周りの人間にいろんないたずらをし、板尾は必死でフォローする。珍しく手放しでは笑えないコント。

・やすしくん
いろんなシチュエーションで何かにつけていちゃもんを付けにくるやすしくん。怒るでしかし。年末の放送で、セスナに乗ったやすしくんがだんだん壊れていくセスナから「日本一の漫才師、死ぬ!」と飛び降りる。その半月後、本当に横山やすし師匠が亡くなってしまう。遺族からクレームが出たため、急遽コントは打ち切られた。

・龍としのぶ
一切ボケなしの芝居。それがボケ。真面目な芝居をすればするほどボロが出る。蔵野と東野、特に東野の芝居は大根以下で、その大根芝居がこれをコントとして存在せしめたと言えるだろう。回を追うごとに収拾がつかなくなり、最終回を迎えるがコンセプトは次に引き継がれる。

・おはよう!
平和な一家の朝食風景。慌てて学校へ出かける浜田少年。忘れ物に気づいて家に戻ると、そこには手品中の姉、猪木になった義兄、早打ちの練習をしている父、黄色いハンカチを掲げたベランダから双眼鏡で外を見ている母と、フラフープをしているまんまちゃん。一瞬の切り替えで平行世界を見せる異色のコント。

・そっくりーず
ワイルドワンズの「思い出の渚」に乗せて、アドリブでものまねしながら歌う。ものまねしやすいタレントを指名してはいるが、なかなか難しいようだ。その失敗具合も面白い。なぜこの曲かというのは、お父さんお母さんに聞いてみよう。

ケータイ不ケータイ

人口普及率が7割に達しようとしている携帯電話。私は、その3割の中の一人だ。
私は電話が嫌いである。相手の都合を省みず、電話はかかってくる。仕事をしているとき、映画を観ているとき、リラックスしているとき。電話をかけていいかという電話をかけろと言いたいほどだ。
そういう点でメールは便利だと思うが、返事が遅いと文句が来たりする。携帯電話は、まさに自分本位のツールである。
しかし、そろそろ私も考えなければならない時期になった。仕事で必要になるかもしれないのだ。今のところ金がないので決断には至らないが、年内には何らかの決断を余儀なくされるかもしれない。
私は電話が嫌いなのであって、メールやウェブ閲覧など情報収集ができる端末はほしいと思っている。時代がもう少し早く進んでくれば、ウェアラブルPCはかなり魅力的だが、現状ではPDAくらいしかない。
いっそのこと逆行して、肩掛け式なんかいいかもしれない。「マルサの女」に出てきたあれである。ともかく、どうせ持つなら誰も持ってないような、持てないようなケータイが欲しい。
そうなると、だいぶ前にガキの使いで松っちゃんが言っていた、「ケータイ頭に埋め込まれへんかな」というのがまんざらでもないような気がしてくる。ゆくゆくは、攻殻機動隊みたいになるのだろうか。
確か、シリーズ名はスタンドアローンコンプレックスだったが、スタンドアローンであることにコンプレックスはおろか、オフラインであることに快感を感じている私は、笑い男になれるだろうか。

マルタイ長崎皿うどん


独り暮らしをしていたとき、一袋100円で売っていると必ず買っていた。油で揚げた麺とスープがついていて、キャベツと豚肉を炒めた中にスープを溶きいれてあん状にして、麺の上にかける。一袋に二食分入っているので一食にかかるコストが安くつく。
最近テレビでCMが流れるようになって、本格的に関西進出ということなのだろうか。もともとは九州のメーカーで、九州の方はよくご存知なのだろう。
そういえば、昔なんばCITYで長崎皿うどんを食べて、それがものすごくおいしかったのを覚えていたので、この商品にも手を伸ばしたのだと思う。
実家に戻ってきておかんとスーパーに行ったときに、これうまいでと教えて以来、夕食のメニューに加わった。もちろん、独り暮らしで私が食べていたものより断然おいしい。
インスタントより料理の手間がかかるが、手軽に皿うどんが楽しめるのでぜひ一度。具はケチらずにたっぷり乗せよう。

ごっつええ感じショートコントアーカイブ#14

・リアルポンキッキ
ゴレンジャイで出演者と視聴者を恐怖のどん底に叩き落した、驚愕のリアルガチャピンをフィーチャーしたコント。最初はポンキッキ風に進んでいたが、「帰ってきたリアルポンキッキ」では共演者同士の愛憎劇に変わり、まさにリアルポンキッキ(どこが)。

・みすずちゃん
松本の不条理キャラシリーズ。出オチ感のあるキャラだが、それにも増して不条理な行動で笑わせるというパターン。日曜8時にうんこをしたので、長続きせず。

・こづれ狼
京都太秦、こづれ狼の撮影風景。ちゃんは東野、大五郎は松本、監督は今田。台本どおりにセリフを言わず、苛立つ監督。態度だけはでかい二人がどんなセリフを言うかで笑いを取る。字幕でセリフをフォローさせるのはこれが最初。

・いろいろ殺人事件
不条理なキャラの殺人事件を捜査する刑事たち。ある程度流れは決まっているだろうが、どうもみんなアドリブのような気がする。蔵野が高科格ばりのベテラン刑事役でかなりいい芝居をする。いかめし駅長やおたまじゃくし受験生など、死体キャラの造形が妙にリアルで気持ち悪い。

・ファンタジア
構成としてはゴレンジャイの流れを汲む。テディ少年(浜田)が寝た後に部屋で踊り騒ぐおもちゃ達、それに浜田がキレまくる。そのキレ方は極めて暴力的。それでも手を変え品を変えなんとか浜田を楽しませようとするが、ますますキレまくる。ファンタジーなものをいじるというネタは結構ある。

F1第6戦モナコGP

世界三大レースのトップを切って、今年もモナコがやってきた。やはりモナコは特別である。ホンダがいないのは少し残念だ。
クリーンなスタートでレース開始。狭いコース、迫るガードレール。今年はより一層無理のできない戦いになるだろう。
ミナルディがスピンオフで多重クラッシュ、大きなものではなかったがミハエルがフロントウイングを落とす。突付かれたスターウォーズ仕様のクルサードはリタイヤした。
やはり抜けないモナコ、大きな動きのないまま終盤へ。ライコネンの一人旅は続く。
激遅ラップで5位走行中のフィジケラに業を煮やしたトゥルーリが、ローズヘアピンで仕掛けるが縁石に乗り上げて自滅。ごぼう抜かれのフィジケラは一気にポイント圏外へ。
唯一の抜きどころ、ヌーベルシケインでウイリアムズの二台が相次いでアロンソをオーバーテイク、そのまま2-3フィニッシュを飾る。ライコネンは2連勝を遂げた。
独走かと思われたルノー勢に、ウイリアムズが食らいついてきた。フェラーリはやはり相変わらずである。トヨタがもう少し台頭すれば、三つ巴の面白い戦いになる。次戦はホンダ復活。FIAに一矢報いてほしい。