前戦でBARホンダのバトンのマシンに違反があったとして、FIAがいちゃもんをつけた。結果、サンマリノGPのポイント無効、2レース出場停止となった。ただでさえ対立しているFIAとフェラーリ以外のチーム、今後対立はさらに加速していくだろう。
ミナルディの2台同時スタックでセーフティカーが入ったが、その後は各マシン快調に周回を重ねる。オフシーズンのテストコースによく使われるカタロニアだけに、どのチームもデータは豊富である。しかし、今年は舗装が新しくなったようで、その辺りの影響がどう出るだろうか。
いわゆるマシンが”キマっている”状態にあると、ドライバーは実に楽である。序盤のライコネンがまさにそれだ。一回目のピットを終えても悠々のトップである。
中盤を過ぎてもライコネンの快走は続き、猛追していたシューマッハ兄はタイヤトラブルでリタイヤ、アロンソも意外にペースが上がらずにライコネンを捉えられないまま二回目のピットを終了。
終盤になってタイヤトラブルが各マシンに相次いで、結局そのままライコネンがポールトゥフィニッシュを迎えた。トヨタ勢は3-4フィニッシュで堅実にポイントを重ねた。
復調と思われたフェラーリはまた沈んだ。今年はアロンソで決まりだろうか。次回はモナコである。