ホンダ復帰、琢磨復帰のグランプリである。タイトなコーナーとストレートで構成されたニュルブルクリンク、高低差とミューの低さが悩みの種である。ストップアンドゴーも多いので、エンジンとタイヤに厳しい。
今回から一発予選に変更になった。これは改善というふうに捉えたい。台頭したウイリアムズに対し、好調ルノーは下位に沈んだ。おまけにフィジケラはグリッド上でスタックして動けず、ピットスタートとなった。
二度目のスタート、タイトな1コーナーで数台がコースアウト、ウェーバーがリタイヤした。ライコネンがトップを維持。
中盤、ストレートエンドでライコネンがコースオフ、ハイドフェルドがトップに立つ。低ミューでのハードブレーキングには細心の注意が必要だ。
トイレ行って歯磨いている間にラルフリタイヤ。終盤に入り、調子の出てきたアロンソが無用のコースオフ。やはりタイトコーナーへ続くストレートエンドでのオーバースピードだ。私もゲームでよくやる。
そのうち各マシンコースオフ続出。タイヤがかなり厳しい状態だ。ライコネンのオンボード映像。右フロントタイヤがフラットスポットで跳ねている。あと数周、もつのか。ホイールごと飛んでしまうぞ。とうとうミハエルまでコースオフ。みんなタイヤぼろぼろ。
そんなライコネンをアロンソが猛追。しかしアロンソとて万全ではない。ファイナルラップ。うわーやっぱりサス折れた。アロンソたなぼた勝利。がんばったタイヤをぽんぽんと叩く。うわーライコネンタイヤ当たってるやん。無事でよかったな。
なかなか見ごたえのあるレースだった。ニュルは抜きどころも多いのでバトルもそれなりにあった。スタート時、フィジケラがもうちょっとてこずってフォーメーションラップがもう一周あったら、なんてことは誰も考えてないだろう。