80年任天堂。シューティング。
まだ任天堂がコンシューマハードに手を染める直前、もちろんアーケードゲームの開発も行っていた。その中の一つ。自機移動は水平なY軸ではなく、左右両端でやや上がる弧を描く。ギャラクシアンの亜流的な敵デザインは今一つだが、連射機能を取り入れるなど、新しい取り組みはなされている。
敵50匹を倒すと面クリアとなり、残り敵数はスコアの下に表示される。敵は5機編隊を基本に、ぐるぐると円を描きながら降りてくる。パターンはかなり複雑だ。こちらが連射可能なように、敵も大量の弾をばらまいてくる。ただし、スピードは遅い。時折落ちてくる線香花火の頭のような爆弾は、多弾頭弾なので撃つと子弾をばらまく。真下にいれば大丈夫だ。
自機1機に一度、2ボタンを押すと無敵の火の鳥になって画面上方へ進んでいく。今でいうボムのような危機回避法の一つである。
キャラクターが小さく、ちまちまとした印象を受ける。どちらかと言えば駄作の部類に入るのだが、当時の私は躍起になってプレイしていた。まさにゲーム中毒。