新ドラえもん

フルデジタル化されてかなり綺麗な印象である。色使いも明るくなり、水彩調の背景もいい。だが、声に関しては肯定的な印象を得ないのが正直なところだ。
前回書いたとおり、やはりドラえもんとのび太の声のトーンが近過ぎる。のび太に関しては、少年という印象が薄れてしまい、気弱さが中性的なイメージになっている。
ジャイアンは若返り過ぎた。声の印象は似ているが、芝居がついていってない。14歳では無理もない。自然な感じがいいかもしれないが、それでは周りと合わない。
スネ夫は無難な感じである。もっといやらしさが出れば及第点だろう。しずかちゃんも割と好印象である。ちょっと色っぽ過ぎるかもしれない。いきなりお風呂のシーンでやってくれた。
のび太のパパママは残留かと思ったが、結局総入れ替えとなった。えらい冒険をやったものだ。
深みがなくなったのは否めない。しかし、それは浅くなったのではなく、古いものをそぎ落として新たなスタートを切る意味合いを含んでいる。
たぶんこれからのドラえもんは、これからの世代のドラえもんとなっていくのだろう。一年後には完全新作の劇場版が控えている。いろんな意味で、新ドラえもんの試金石となることは間違いない。
050416

みかつう

ツイッターは@crescentwroksだよん

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