ロータス


長年生産されていたエスプリが生産停止になり、とうとうロータスはエリーゼ一本になってしまった。エラン、ヨーロッパ、エクラ、エリート、エクセル、エスプリと、車種名がEで始まることはロータスの伝統である。
ライトウェイトスポーツの代名詞であるロータスは、70-80年代にはF1でも大活躍、セナや中嶋悟もステアリングを握った。世界的不況の煽りで90年代半ばに経営危機に陥るとともにモータースポーツからも撤退、トヨタやGMなどの支援を受けながら、現在はマレーシアのプロトンの傘下にある。
しかしエリーゼは絶好調だ。派生モデルであるエクシージや究極のライトウェイトモデル340Rも、その筋では大人気である。
正直、エリーゼは素人が乗れる車ではない。休日に家族で出かけるような車ではない。そんなモデル一本でやっていこうと言うのだから、ロータスの底力や如何にである。近い将来、F1への復活もあるかもしれない。ないかもしれない。