今年初めて映像を見たが、グレーのアスファルトと砂のコントラストはなかなか趣きがある。しかし、マシンにとっては砂は大敵、少しでも縁石を割り込もうものならたちまちマシンは砂だらけになるだろう。加えてあの暑さである。駆動系やタイヤにはかなりきつい。ドライバーにも影響大だ。
モントーヤがプライベートで骨折し、代わりにデラロサが出場することになった。全く余談だが、彼とプロストと私は同じ誕生日である。個人的にがんばれ。
前2戦の結果を受けて、フェラーリは急遽新車を投入してきた。予選ではさすがに結果を出してきたが、シューマッハ兄は残念ながら決勝序盤でリタイヤとなった。これも全く余談だが、彼と私はタメである。
フェラーリの不振もあって、アロンソが2連勝、トヨタも2-4フィニッシュとなった。代打出場のデラロサも5位に食い込んだ。久しぶりのレースで結果を出してくるところはさすがである。
さて、フェラーリの不振はいよいよ深刻である。新車投入も空振りに終わった。ヨーロッパラウンドに向けてどういう手を打ってくるのだろうか。そして、ルノーの好調はフロックではないようだ。このまま独走するのか、フェラーリの巻き返しはあるのか。
気候変動の少ないヨーロッパラウンドで、その真価が試されるだろう。