ナイロン100℃ 23rd SESSION フローズン・ビーチ

ヒッチコックライクなオープニングで幕は開けた。
5月のシティボーイズ公演で犬山犬子が客演をしていて、エンディングでこんな芝居をやると宣伝されていたので、観に行った。実は、それだけが理由ではない。
松永玲子という女優がいる。「松尾貴史の人格懐疑室」という芝居をテレビで観た時、やたら声の艶っぽい、おまけに身体もちょっと色っぽい女優が出ていた。それが松永玲子だった。それ以来、なんとなく気になっていたが、しつこく後を追うことはなかった。
フローズンビーチのチラシに、その松永玲子の名前があった。ん、これは観に行くか。というわけである。
お笑いでない舞台を観るのは実はこれが初めてである。というより、観劇そのものの回数もまだ浅い。近鉄小劇場は文字通り小さな劇場で、男が二人隣り合おうものなら肘の置き場は全くない。舞台中央、比較的前よりでなかなか好位置での観劇である。
フローズンビーチは、女優だけ4人の芝居である。しかも、今回は再演らしい。演者にとってはやり慣れた芝居なのであろう。
松永玲子は姉妹の役を二役、アクの強い役である。しかも、いきなり下着姿が拝めてしまった。おおっ、という感じである。主役の女の子がかわいいなあと「ドレミファ娘の血は騒ぐ」を観に行ったときの胸騒ぎに近いものがあった。終盤にはなんとなんと、水着姿までご披露である。やはりというか、めちゃめちゃグラマーである。ご自身のウェブサイトで”脱衣女優”と形容されていたが、まさにその通りである。
難解なダイアローグもなく、プロットも素直で非常に観やすい芝居であった。もちろん、他の女優陣も個性的で素晴らしい舞台だった。
残念ながら、これ以降ナイロン100℃の全体公演や松永玲子客演の芝居を観るには至っていないが、私のプロフィールの欄に好きな舞台女優の項目が増えたのは言うまでもない。
Aug.2,2002 大阪・近鉄小劇場

みかつう

ツイッターは@crescentwroksだよん

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