たぶん前回の大発生の年に初めて罹ったと思う。以来、この季節になると鼻を中心に症状が出る。
今年はその大発生年ということで騒がれたが、冷え込みが長引いたせいで私は大丈夫だった。しかしこのところの陽気で、今年もめでたく罹患となった。
ひどい人はほんとにひどいそうだが、私は軽度な方である。外出しなければ薬なしでも症状は治まるし、症状が出ても鼻水鼻づまりどまりなので、それほど深刻ではない。
花粉症対策のため、スギを伐採しようという意見もあるが、それは本末転倒だろう。それだけ地球環境が変わってきているということで、地球は人間を追い出そうとしているのだ。
冬も終わり、暖かくなって花の季節到来である。いや、鼻の季節か。
月: 2005年3月
F1第2戦マレーシアGP
今年のF1は、二戦目にして異常な様相を呈してきた。シューマッハ兄が表彰台に上がっていないのだ。一体彼に何があったのか。それとも、今年のレギュレーションに改良型マシンでは合わないのか。
ルノーが二連勝というのを異常と言うのは失礼だが、去年からすると考えられない結果だ。その中、トヨタが初の表彰台に上がったことは嬉しいニュースである。
どうもキーポイントはタイヤにあるようだ。交換禁止というレギュレーションは、ドライバーにより以上の繊細なコントロールを要求し、そのため予選決勝を通して慎重にならざるを得ない。
タイヤに優しいレースをするには、マシンのセッティングも影響してくる。F1はそうでもないが、インディカーではセッティングが決まらないとまともに走れないほどなのだ。今年のレギュレーション改正で、F1もより厳しいマシンセッティングが必要になったということだろうか。
常勝フェラーリが勝てない現状は、ある意味、今年のF1がそれだけコンペティティブになったとも言える。このままルノーが抜け出すのか、それとも混戦になるのか。ヨーロッパラウンドを迎える頃には、それなりの展開が見えてくるだろう。今年のF1は、もしかすると面白いかもしれない。
福岡で地震
神戸で仕事中、私は一人でじっと座っていたので、ゆっくりとした大きな揺れを感じた。職場はビルの6階。部屋のものが揺れるということはなかったが、なんとも気味の悪い揺れ方だった。
ふと、震災のことを思い出した。私は12時間差で難を逃れているのだが、もしこれが余震で大きいのが来たらどうしようと、とりあえずドアの方に逃げて、ドアは変形して開かなくなるのを防がないと、などと思いながら仕事をしていた。
帰宅してニュースを見ると、それが福岡で起こったM7.0の大地震だということがわかった。それほど大きな地震だったとは。
被害はあまり大きくはないようだが、日本という国はどこにいても地震の脅威に晒されているのだとつくづく思った。
三菱グループの隠蔽体質
三菱自動車のリコール隠し、三菱地所の環境汚染隠蔽に続き、三菱グループのその歴史上最大の隠蔽が発覚した。
実は三菱は・・・
日本の自動車メーカーとモータースポーツ
モータースポーツもビジネスと言い切ってしまえばそれまでであるが、ブランドイメージのためには必要不可欠である。現に、各メーカーにはそれぞれ純正のスポルティングチューナーが存在する。トヨタのTRD、ニッサンのNISMO、ホンダの無限、ミツビシのラリーアート、マツダのマツダスピード、スバルのSTi、といった具合にだ。
ファミリーカーという基幹を守りつつ、一方でスポーティな車も提供する。走りを追求しない自動車メーカーはメーカーではない。というわけで、各メーカーのモータースポーツの現在について記しておく。
トヨタはご存知のように、F1のコンストラクターとしてフル参戦している。成績はまだ芳しくないが、今年辺りは初優勝も可能である。もちろんF1だけでなく、アメリカのIRLシリーズにも参戦している。
この他、JGTC(今年から国際レースに)、全日本F3など、トップ企業だけに入れ込みようはさすがである。また、富士スピードウェイを傘下に収めて大改修、F1開催を狙う。
ホンダは、いよいよF1コンストラクター参戦に向けての布石を打ち始めた。トヨタと同じくIRLにもフル参戦、世界のトップカテゴリーで凌ぎを削る。2輪もWGPやモトクロスなど世界レベルである。
鈴鹿、もてぎと二つのサーキットを所有し、人材の育成も盛んである。特に鈴鹿のSRS(鈴鹿レーシングスクール)は、佐藤琢磨を輩出したことでその存在価値が大きくアップした。ホンダとトヨタは、日本のモータースポーツにおいては牽引役である。
ミツビシは、やはりラリーである。67年のコルト1000Fからスタリオン、ギャラン、そしてランサーと、連綿と続く歴史を持っている。パリダカに代表されるクロスカントリーも盛んで、国内でもラリーやダートトライアルなどに参戦している。
スバルも同じく、ラリーの世界最高峰WRCに参戦している。WRCは昨年から悲願の日本開催ラウンドが行われているのだが、もう少し盛り上がってもいいようなものである。
マツダは現在メーカーとしてのモータースポーツ参戦はないが、ロードスターのワンメイクレースなど、地道な活動は続けている。マツダといえば思い出すのは91年のルマン、日本車としてマツダ787Bは初めて総合優勝を遂げた。あの時の感動は私も忘れられない。トヨタもニッサンもなし得なかった偉業を、マツダも忘れてはいないはずだ。
ダイハツは小規模ながらワンメイクやラリーなどの活動をしている。スズキはJWRCなど同じようにラリー中心だが、スズキといえばパイクスピークである。スズキスポーツの社長、モンスター田嶋こと田嶋伸博が、スズキ車をツインエンジンに改造、自らステアリングを握って優勝まで果たしている。
やはり会社の資本が大きいほど、モータースポーツにも投資できるわけだが、金をかければいいというものではない。モータースポーツで得られたものを製品にフィードバックしたり、単なる道具ではない、車で走ることの楽しさを伝えていくことが、企業にとっても我々にとっても重要なことなのだ。
ヒドゥン
SFか刑事ものかと問われれば、私は刑事ものと答える。フェラーリにぶち込まれる銃弾の雨、マジでエイリアンのようなカイル・マクラクラン、骨太刑事のマイケル・ヌーリー。悪のエイリアンが次々と民間人に憑移していき、それを追い掛ける二人。立派なバディムービーである。
銃の話。マイケル・ヌーリーが持っているのはベレッタM92SB。名銃92Fのベースとなったモデルである。外観上は92Fとさほど変わらず、トリガーガードが丸いことくらいだ。確かこの頃はまだベレッタはあまり登場せず、まだガバやSWリボルバーが幅を利かせていた時代だったと思う。
カイル・マクラクランが持っているのはS&W・M645。45口径のステンレスモデルである。一応FBI捜査官から奪った(というか成り済ましている)という設定だと思うが、この頃のFBIって645みたいな銃は持ってなかったような・・・。PPK腰だめでダブルタップ、みたいな時代だったように思う。
撃っても死なないというシチュエーションは、既にターミネーターがやっていた。それは豪快なガンアクションを演出できるので、ロボコップやこの映画でも取り入れられている。細かな演出も忘れていない。ちゃんと発射音に違いがあって、マニアも納得のガンアクションである。
ガンアクション以外でいうと、カイル・マクラクランと娘の関係が気になる。ラスト、瀕死のマイケル・ヌーリーに乗り移り、彼の命を助ける(でも中身はカイルじゃねえの?)のだが、意識を取り戻したマイケルを見つめる娘の演技がちょっと気になる。正体に気づいている節が窺えるのだ。しかし、娘役の女の子が小さ過ぎて感情の機微が今一つ芝居に現れず、ややわかりにくい演出になった。
地味な作品だが、コアな人気を博した映画である。続編のようなものもつくられたが、それはそっとしておこう。
ファイナルファンタジーXI
私が初代プレイステーションを買ったのは、ガンダムのコクピット視点のゲームが出ることと、FF7が出ることが理由だった。FF7は、これ以上ハマりようがないくらい、今で言う廃人プレイをしていた。そのときほどではないが、FF11はかなり面白いと思う。
シムシティ4と眠っていたゲームソフトを叩き売って購入したFF11は、継続プレイ中のウルティマを引退させかねないほどである。月額1300円あまりと安く、描画を落とせばそれほど高性能機でなくてもストレスなくプレイできる。
一番いいと感じたのは、戦闘・生産キャラを分ける必要がなく、戦闘によって得た戦利品をそのまま生産に使えることだ。もちろん最初は簡単なものしかできないが、ウルティマやラグナロクなど、戦闘・生産を別キャラで行っていた煩わしさから解放される。フィールドでモンスターを狩り、材料さえあればその場で生産スキルの鍛錬が可能なのだ。
次に、オークションシステムである。ラグナロクの場合は、モンスターが全く金を落とさず、金は戦利品を売ってしか入ってこなかった。店に売っても二束三文で、プレイヤー同士で取引しようにも、当然生産キャラでないと店は開けず、普通のキャラはリアルタイムのチャット取引でしか売り買いできなかった。
FF11のオークションシステムは、売りたい品を適当な価格を付けて出品すると、欲しいプレイヤーが自分の買いたい金額で入札、その金額が売り手の価格以上なら落札できる。つまり、プレイヤー同士できっちりとした相場が構築されており、装備品は店で買うより断然得になっている。また、店では売っていない商品や、低レベルプレイヤーがまだ行けない土地で売っているものなども買うことができる。
FF11も金を落とすモンスターが少ないのだが、戦利品やクリスタルのロット、低スキルでも高額で売れる生産品などがあり、金に比較的困らないシステムになっている。
一つ驚いたのは、プレイヤーの国籍である。おそらく、フィールドにいるプレイヤーのなかで、日本人は半分くらいではないだろうか。プレイして数分でいきなり話しかけられたのが英語なのでちょっと面食らった。一応読解力はそこそこあるのでなんとか乗り切ったが、このゲームは後々チームプレイが必須になるのでこれからの課題である。
コンシューマゲームと違い、ある意味、終わりのないオンライン化したファイナルファンタジーは、まだまだ発展する可能性を秘めていると思う。というか、せっかく始めたので開発を続けて欲しい。