キャラクターデザインが芦田豊雄というだけでももうギャグである。あ、バイファムもそうか。神田組がバイファムの次に仕掛けたのはギャグロボットアニメであった。放送は半年だったが、内容はある意味濃かったような気がする。
主人公マイケルの声をあてるのは、ミュージシャンの中川勝彦(故人)。今でいうとGackt(うわ、変換で出た)あたりの美形キャラであった。ロボットも喋るという設定で、緒方賢一と原えりこが担当している。原えりこは後にレイズナーでもレイというコンピュータの声をあてている。もちろん緒方さんはアドリブ全開である。
ギャグのベースは芦田豊雄のネタらしく、どすこい姉妹などは完全に彼のオリジナルキャラクターであった。脚本や演出に名前はクレジットされてないが、相当な影響を与えていたと思われる。
おもちゃ箱をひっくり返したような、がコンセプトで、楽しい作品だったが、中川氏が後に白血病で逝去。脳天気に笑うのが少し気がひけるようになった。一話ものすごく面白い回があったのだが、どの回か忘れてしまった。各ブロバンチャンネルで視聴可能なので、そのうち探してみたい。