以前、JAXAのプラネタリウムソフトを紹介したが、さすがはNASA、もっとどえらいものを作ってきた。World Windという、3D地球儀ソフトである。
Win専用、ハイスペックが要求され、高速回線、DirectX最新、.NET Framework必須、しかも空きが2ギガはないと後々苦しいという敷居の高いソフトではあるが、インストールの価値は大いにある。もちろん、フリーだ。
起動すると丸い地球がぽんと表示される。右クリックでドラッグすると、地球がくるくる回る。日本に合わせてホイールでズーム、ある程度近づくと、ツールバーで選択した場所の衛星データがロードされていく。残念ながら日本はそれほど精細ではないが、大きな道路や川などははっきりとわかる。
そして、左クリックで上下方向にドラッグすると、視点が真上から水平方向に移動する。データがあれば高低差が表示できるのだ。山の起伏がはっきりわかり、まさに空から見ている気分である。
それだけではない。何か災害が起きると、その付近の衛星画像が表示できる。先のスマトラ島の津波被害の様子や、火山の噴火、山火事や台風など、ネット経由でデータがダウンロードできる。
以前にシャトルのミッションで詳細な世界地図をつくる
暇つぶしに眺めているだけでも充分楽しめるソフトなので、ぜひお試しいただきたい。ただし、どうも画像のキャッシュが残るようなので、HDDの空きには注意が必要である。
http://worldwind.arc.nasa.gov/