刑事貴族

どうにも寝付けない晩夏の夜、ビルボードのヒットチャート番組を見終わって、もうそろそろ寝ようかとザッピングをしていると、この番組に出くわした。懐かしい。
水谷豊シリーズの頃だ。まだかっこよかった彦麿呂も出ている。そういえば、「相棒」で名コンビの寺脇康文はここで共演していた。
刑事貴族は、放送のクールごとに出演者が入れ替わっていた。殉職ではなくもっぱら異動で、前シリーズで異動した刑事がまた帰ってくるというようなこともあった。
この頃の刑事ドラマはだんだん銃撃戦が乏しくなってくるのだが、それでも水谷豊はデトニクス(おそらく刑事ドラマ初)、初代主演の舘ひろしの所持していたガバは、舘ひろしが殉職したあとも布施博、宍戸開がシリーズを通して受け継いで使い続けた。
シリーズ3でプロデューサーが交代したため視聴率が下がり、後を受け継いだ刑事ドラマがもっと酷いことになって、金曜8時の刑事ドラマ枠は消滅した。
日テレだけでなく、刑事ドラマはやがて斜陽を迎えるが、銃の出ない刑事ドラマが確立されるのは「踊る」まで待たなければならなかった。

みかつう

ツイッターは@crescentwroksだよん

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