ベイシティ刑事

ホームドラマchで密かに(?)放送中のベイシティ刑事(コップ)。
驚いたことにDVDを始め一切ソフト化されていないそうだ。なぜだろう。
本放送はもちろん、再放送でも何回か観たことはあるが、きっちり全話(最後まで無事撮れればいいが)観るのは初めてになる。
この作品はとかく「あぶない刑事」と比較される。
舞台も横浜、派手なアクション、しかし視聴率的には苦戦したため、あぶ刑事ほどの人気にはならなかった。
が、ガンアクションに関して言えば、この作品の右に出るテレビドラマはない。
イチローを知らない野球ファンがいないように、ベイシティ刑事を観たことがないガンマニアはいない。
この記事を執筆している時点で5話まで観たが、各回にゲストがいろんな銃を持っている。
1話ではイングラム、2話は火炎放射器、3話はコルトコマンダー、4話は飛ばして(ベレッタM84っぽいのを女性が持ってた)、5話はベレッタM12Sと、普通の刑事ドラマと比べてもなかなか気合の入れようである。
加えてガンアクションは、あぶ刑事のようなスタイリッシュさと対比するように、二人の主人公はあくまでコンバットスタイルだ。
特に世良さんは、日本の俳優でオートを扱わせたら恐らく日本一だろう。
全編に流れる軽妙さは、フジタツさんが「大追跡」から持ち込んでいるし、いかりや長介さんの刑事役はこの作品が初めてだ。
今、映画もビデオもテレビも、こんなガンアクションを魅せるドラマがない。
需要がないといえばそれまでだが、食傷気味の諸兄にはとりあえず下の動画でも見て気持ちを落ち着けていただきたい。そのうちオレがつくるw

ハンチョウやるじゃない

期待していた神田正輝さんゲストの第2話、残念ながらM59の出番はなかったが、久しぶりにドック刑事を垣間見たような気がした。
で、ハンチョウこと、佐々木蔵之介さん、まったくノーマークだったが銃の扱いはかなりいい。
銃はたぶん92のエリート。ブリガディアスライドが見える。ホルスターはホリゾンタルタイプだ。これは胸板が厚くない日本人には似合わないんだが、勇気の要るチョイスだ。
脱ガンアクションが主流な今の刑事ものにしては、びっくりするくらい銃が出てくる。スタッフブログには他にPPKとチーフも写っている。
恐らくハンチョウ以外のガンアクションはあまり出てこないと思うが、ソフトアクションに食傷気味な諸兄は、一度ご覧いただきたい。

刑事モノ復活?

月9で刑事ものをやったのは記憶に新しいところだ。主役二人のガンアクションに過度な期待はしていなかったが、無難にはこなしてくれたと思う。
今クールから始まる、TBSのあの水戸黄門の枠でやる刑事ドラマの番宣を見た。驚くことに、キャストが銃を構えるカットが続くのだ。ちょっとびっくりした。
あぶない刑事終了以降、刑事ドラマからガンアクションが消えた。
そんなものがなくても刑事ドラマはできると世間に知らしめたのは、あの踊る大捜査線である。現に大成功を収めている。
しかし最近、だんだん刑事ドラマにガンアクションが復活しつつあるのだ。
で、その番宣を見たドラマだ。あの時間帯はソフト路線のはずなので、銃を前面に出すようなことは絶対にないと思っていた。
まあ、番宣だけに刑事モノのキャッチーな感じが欲しかったのかもしれないが、にしても、どうやらその辺はしっかりしてそうな雰囲気だ。
主役の佐々木蔵之介さんは、ちゃんとトリガーガードの外に指が出てるし、脚本に大川さんの名前もある。
第2話のゲストは神田正輝さんだ。まさかシルフレのSW59なんかは出てこないんだろうけど。

東京DOGSのガンアクション

月9が刑事モノとはかなり珍しい。しかも小栗旬、水嶋ヒロの2トップだ、数字が取れないはずがない。
しかしそこはみかつうONLINE、ちょっとチクッと突いてやろうと思う。
二人とも刑事役なので、当然銃を扱うシーンがある。特に小栗くんは、NY帰りで武器の扱いに精通しているという設定だ。
確かに、見ていると構えもしっかりしているし、役者さんなのでそれなりに研究している努力が窺える。
しかしだ、一つ大きな問題点を見つけた。発砲シーンだ。もしかすると、(まあガンマニアはこんな月9などは見ないだろうが)気付いた人もいるかもしれない。
銃を撃つ時に、ただ引き金を引いて発火させているだけで、撃っていないのだ。
つまり、相手を見ていない、ターゲットに対して銃を撃っていないのだ。
刑事が銃を撃つときは、犯人に対してその行動を阻止するなり、何らかの目的を持って撃つ。それがないのだ。そういう芝居が伴っていないのだ。ただ、銃をバンバンと発火させているだけなのだ。
カット割りで例えサイト上に相手がいなくても、そういう芝居ができていないと、画面に説得力がなくなるのだ。
そういう風にドライに銃を撃つ刑事なら、話は別だが。どうだい、小栗くん。


残念、売り切れだ


ヒロくんのはあった

made in L.A.

「ヒート」のオリジナルで、同じくマイケル・マンが89年に撮った作品。
常々私は、「ヒート」のそれよりこっちのほうが断然かっこいいと公言していたが、何せ20年前の話だ、私も久しくそのシーンを見ていないので自分の意見が疑わしくなってきた。
あったんだよ、ようつべに。その銃撃戦が。
もうSPAS15最高!よく見れば、発火してないのに銃声があったりいろいろとあらはあるが、それを差し引いてもこの緊迫感、このかっこよさ。
有名な俳優は一人も出ていないが、銃撃戦に名優はいらない。銃が芝居をしてくれる。
「ヒート」のそれも探せばあるので、見比べてみるのも面白い。「ヒート」のは間延びしすぎて途中で止めたわいw
アップ主に感謝。

どうぞ。

特命刑事

あの探偵物語の後番組としてスタートした大激闘が、視聴率低迷のてこ入れで改変したのが特命刑事だ。
長い間探していたオープニングがやっと見つかった。
学生のとき、このオープニングのラストカットがやりたくて、学校の機材を持ち出して、自前のモデルガンを用意して、スタッフ集めて、車に分乗して南港までロケしに行ったのだが、機材トラブルで撮影できずに帰ってきた。
あれもし撮れてたら、今頃Vシネくらいはやってたかもしれない。
んでもっと勉強してたら、今頃こんな生活してないな。勉強せえよ、後輩ども。

あいつがトラブル

YouTubeをうろうろしていたら懐かしいのを見つけた。南野陽子、萩原健一出演の刑事ドラマだ。他にも、織田裕二、宍戸開など、当時は新人だがどえらいキャストだ。
なんと、ひょうきん族の後番組である。私も学生だった。
当時、ちょうど銃に興味を持った頃で、劇中に登場するSW39のデベルカスタムなどは垂涎の眼差しであった。
スタッフもあぶ刑事班と同じなのでその辺は全く心配がない。
視聴率的には失敗したドラマだが、織田裕二は後の踊るシリーズ、宍戸開は刑事貴族など、立派な刑事に成長して?いった。
ショーケンはやっぱり存在感あるなあ。復帰せんかな。