アサリの中のカニ

ちりめんじゃこの中にいるエビやカニを見つけると、嬉しいというと大げさだが、おっ、という感じにはなる。
同じように、貝の中にもカニがいることがある。これは貝がカニを食べたのではなく、貝の中で共生しているカニだそうだ。
オオシロピンノという名前で、アサリや牡蛎の中で貝が獲るプランクトンを横取りして生きているらしい。
先日、アサリのすまし汁を飲んでいると、そのカニがいた。しかも、抱卵していたのだ。
さすがにこれは嬉しい気分だ。大当たりである。
060909

海自ミサイル艇誤射

この種のニュースを聞くたびに、銃を趣味としている我々は呆れ果てる。
銃は、引き金を引かないと撃てない。ひいては、弾がないと撃てない。我々は銃を扱うときに、まず一番初めに弾の有無を確認し、発射時以外に引き金に指をかけることはしない。絶対にしない。水鉄砲でもしない。
これは、銃を扱う人間にとって当たり前のルールだ。
今回の事故は、訓練後に不調だった発射装置(ジョイスティックトリガー)を交換して点検をした際に起こった。点検にあたった隊員は、訓練後なので弾はないと思ったと話している。
まったく、素人以下の単純なミスだ。
警察でも銃を掃除中に誤って発射したというのがよくあるが、掃除前に弾を抜いていないばかりか、引き金に指をかけているのだ。
銃を扱う者は、例えトイガンであっても銃を受け取ったときにまず弾の有無を確認することが、無意識に行えるように訓練している。
こういう事故が起こるたびに、左翼メディアは鬼の首を取ったように持ち上げ、我々のような人間は白い目で見られて揶揄される。
銃は人殺しの道具であり、それを扱うことに細心の注意を払う必要があるということを、銃を持つことができる職業に就いている人達には徹底していただきたい。
※写真は同型艇(海上自衛隊HPより)

祝皇位継承資格者ご誕生

男であろうが女であろうが、新しい命の誕生には無条件でお喜びを申し上げる。
これで皇室典範の改正は見送りとなるのだろうが、個人的には皇位継承は男女不問でも構わないと思う。
今までの歴史がどうあれ過去がどうあれ、重要なのはこれからである。
21世紀の日本のために、立派な男子に育つことを祈る。カメラマン蹴り飛ばすくらいやんちゃになってほしい。

若井おさむ

いや、実のところ微妙だ。声は確かに似ているし、台詞の引用も心得ている。が、だ。
例えば、長州小力が出てきたとき、こんな間口の狭い芸がいけるのかなと思ったが、世間はめちゃめちゃ受け入れた。長州力に似ている似ていないを気にするのはマニアだけであって、本人のキャラクターとしてそれが受け入れられればそれでOKなのだ。
くじらという芸人がいる。釣り人のものまねをするあれだ。
似ている似ていないは我々に分かる術もなく、しかしついつい笑ってしまう。キャプションで掴んでおいて、何のものまねやねんという不可解さをそのまま笑いに転化しているが、なかなかできるものではない。
似てないものまねは笑えないが、似てるかどうかわからないものまねは笑いにすることができる。それを彼らは証明している。
で、若井おさむだ。
長州小力が、長州力を知らない客を笑わせたように、ガンダムを知らない客を笑わせることができるのか。
ガンダムを知っている者からすれば、ネタはよくできているし、台詞の引用もうまい。しかし、どうも内輪ウケ的な感じが否めないのは確かだ。
さて、彼は生き延びることができるのか。

青いハンカチ

いやまさかまだ引っ張ってくるとは思わなかった。韓流に飽きた奥様が、甲子園のエースに目を向け始めている。
夏の大会で優勝した早稲田の斎藤君だ。
日米対抗では選手全員が、さらにプロ野球やプロゴルフにまで波及している。
こうなったら今年の流行語、言葉ではないので話題賞くらいは獲れるのではないだろうか。
私は汗かきなのであんな小さなハンカチでは1イニングもたない。
なんか、ヘンなブームになりそうでちょっと怖いのだが。
とここまで書いたあとに、なんとあの松本人志が人生初の始球式でやらかしたそうだ。それはやったらあかんやろ・・・

スマート1月へ


月を目指して探査に行くのではなく、探査が終わったから月へ落とされた。悲しい探査機の最期は少しだけ華々しかった。
ヨーロッパの宇宙開発を担う欧州宇宙機関(以下ESA)。そのESA初の月探査機として2003年に打ち上げられたのがスマート1だ。
イオンエンジンを搭載し、超省エネ飛行でゆっくりと月に到達、一年半に及ぶ月探査を行った。
任務を終えた探査機を月へ衝突させるのは、別に酔狂ではない。衝突時にも得られるデータはたくさんある。まさに捨て身の探査だ。
スマート1は、優秀の海に衝突、世界中の天文台がインパクトの観測に挑んだが、成功したのはどうやらカナダ・フランス・ハワイ望遠鏡(ほんとにそんな名前)だけだったようだ。
何十年かして、きっとまたスマート1の名前が話題に上る日が来るだろう。これがあのスマート1の破片だと。

それでも私は牛丼が食べたい

吉野家の牛丼が18日に一日限定で復活する。値段はどうやら300円越えになるようだ。
反米、反保守というバイアスを抜きにしても、例の背骨混入問題に対するアメリカの対応は酷かった。己の非を棚に上げ、安全性を重視する日本の姿勢を嘲笑し、当たり前のように自らの行為を正当化する態度にはさすがに私も腹が立った。
しかし、そんなアメリカの牛肉がなければ、吉野屋の牛丼は成立しない。つまらんイデオロギーより、私は食欲のほうが大切なのだ。
外食業界は静観している。吉野家を試金石として、評判がよければ輸入するつもりなのだろう。
私は吉野家の牛丼は食べるが、それ以外のアメリカ産牛肉は食べないつもりだ。人の顔色を窺って商売するような、志の低い連中に用はない。