MTJ #11

「Maybe Blue」UNICORN
バンドブーム全盛である。ユニコーンはソニーオーディションでメジャーデビューの道を得た。調べてみれば、このソニーオーディションは、J-POPアーティストのほとんどを輩出していると言っても過言ではないくらいすごいオーディションである。一発屋量産オーディションではない、後に流れを残すような実力派がほとんどなのだ。ユニコーンも多分に漏れず、素晴らしいバンドの一つである。このクリップで、幻の女性キーボードの姿が見られる。民生若ーい。

「Remember」PERSONZ
子供の8mm映像から始まり、印象的なギターのイントロが流れる。アップテンポだがどことなく郷愁を誘う。パーソンズは、ヴォーカルのJILL姉ぇのカリスマ性も手伝って、バンドブームの中では比較的集客が多かった。ブームに乗ってつくられたサウンドではあったが、実力はちゃんとあった。私はこの曲が一番好きである。

「I'm Gettin' Blue」ZIGGY
バンドブームの一番の大物ではないだろうか。グラムっぽい外見とは裏腹に、実にメロディアスな曲を奏でてくれる。好みの音ではなかったが、聴くたびに何か惹かれるものがだんだん増えていく。そんなバンドだった。デビューして20年。嬉しいことにまだまだ現役である。

「FASHION」ZIGZAG
こぶしの回るヴォーカルである。男5人編成で、演歌ロックなどと呼ばれていたそうな。CDこそ買わなかったが、好きな曲が結構あった。この曲は一番ハードなナンバー。夜撮にスモーク、クリップもハードなカッティングで攻め立てる。カラオケで熱唱すると気持ち良さそうだが、誰も知らないだろう。

「Be My Baby」COMPLEX
このユニットができたとき、巷ではかなり大騒ぎになっていたが、その筋からすればごく平凡な成り行きである。吉川晃司のツアーメンバーに、ボウイを解散した布袋寅泰が入り、そのままやろうか、みたいな感じである。背の高い二人が並ぶもんだから、カメラも下から煽って撮っていたりする。今考えてもそうだが、当時でもかなりビッグな組み合わせである。いろんな意味で。

みかつう

ツイッターは@crescentwroksだよん

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