四条河原町の阪急閉店へ

祇園辺りを歩いていて、上空でやけにヘリが旋回しているなと思ったら、このニュースだった。
小さい頃、よく買い物に出かけたのは阪急より高島屋だった。理由は一つ、おもちゃ売り場と屋上遊園地があったからだ。阪急には両方ともなかった。
個人的には、全く馴染みのない百貨店だった。ただ、四条河原町からあの光景がなくなるのは忍びない。
百貨店業界も再編が進んで、高島屋もいずれは阪急阪神グループと経営統合を図るらしい。
しかし、阪急だけの話ではない。河原町通や四条通を詳しく歩いてみると、空き店舗がびっくりするくらいある。
京都で一番人通りの多いところでも、売れないものは売れないのだ。
閉店は秋頃になるという。後継テナントがどこになるのか、家電か、ファッション系か。ずっとほったらかしになるようなことは避けてもらいたいものだ。

クロスオーナーシップは崩せるか

みなさんは、クロスオーナーシップという言葉を聞いたことがあるだろうか。
特定資本がメディアを複数持つことを指す言葉だ。例えば、読売新聞と日本テレビ、朝日新聞とテレビ朝日のように、新聞社がテレビ局やラジオ局を持つことを言うのだ。
海外では、このクロスオーナーシップはほとんど禁止されている。それは、メディアによる思想や言論統制を規制するためだ。
ところが日本では、新聞、テレビ、ラジオの三事業支配は禁止されているものの、その基準は曖昧で、放置状態なのが現状だ。
それを、総務省が規制しようという動きが出ている。
恐らくこの先、この言葉を新聞やテレビで目に耳にする機会はないだろう。日本のマスコミは、このクロスオーナーシップの規制には反対しているからだ。
古館キャスターも、麻央キャスターも、ご存命であれば筑紫さんも、この話題に触れることは決してないだろう(筑紫さんはもしかすると違ったかも)。
私が以前、テレビにも地方主権をとかいった記事を書いたが、それはこのクロスオーナーシップに大いに関係している。
同一資本がメディアを牛耳っているおかげで、結局地方も東京のいいなりになるしかなく、地方色や独自性が失われているのだ。
マスコミに自浄を求めても所詮無理な話。しかし、我々はネットというメディアも抱えている。
ネットがクロスオーナーシップを切り崩す起爆剤になれば、事態も少しは動くのではないだろうか。
ついでに、メディアがプロスポーツを持つのもやめてほしい。な、ジャイアンツと読売さんよ。