藤田まことさんの遺作が、必殺でもはぐれ刑事でもなく、音川刑事だということに、私は少なからず嬉しさを感じる。
元はといえば、はぐれ刑事のベースになったのは、この音川刑事なのだ(と思う)。
傘を忘れたばっかりに愛妻を失ってから、常に折り畳み傘を持ち歩く音川刑事。
クロード・チアリのギターが流れ、音川刑事がユリカモメの飛び交う鴨川を歩けば、もうそれだけでお腹いっぱいだ。
太秦との関わりも深い藤田さんだけあって、このシリーズも長年松竹京都映画が製作してきた。京都を知り尽くしたスタッフが映像を作り上げる。
欲を言えば、フィルムで撮って欲しかった。京都映画の真髄はフィルムからビデオに替わった時点で、実は潰えている。京都殺人案内を、あんなかっちりしたビデオで、ましてやHDなんかで撮られてはその魅力は半減する。
必殺もそうだが、あの光と影の演出は、光学的に処理するフィルムの曖昧さだけが出せる味わいで、電気的に画面の隅々までクリアに表現するビデオでは無理なのだ。
だが、時代はそうも言ってられない。今後、テレビドラマがフィルムで撮られることは、もうないだろう。
昭和の名優とともに、その映像もまた、三途の向こうへ流れていく。
音川さん、折り畳み傘は、持っていったのだろうか。合掌。
月: 2010年2月
暑いねえ
春を通り越して暑い。去年も確か2月は暖かかった。ただ今年は直前まで冬らしい寒さが続いた上、この寒暖差だ。これで一気に梅が開花するだろう。もう桜まで咲きそうな感じだ。
そしてめでたく花粉症orz
昨日行ったダイソーでマスク買っとくんだった。
これでもう冬は終わりかな。
突撃!うちの晩ごはん:さんま
この秋からさんまを食べるようになった。
恐らく私の生まれる以前から、食卓にさんまは並んでいた。だが、私はずっと別メニューであった。
あるとき、別メニューは別メニューでも、別の魚が出てきた。その魚がけっこう食べ飽きていたものだったので、次からさんま食べてみたいとおかんに言ってみた。
そのとき、なんかさんまがものすごくおいしそうに見えたのだ。
で、実際食べてみると、なぜこんなうまい魚を食べなかったのだろうかと。
油が他の魚と違って香ばしく、小骨はたくさんあるが避けやすいので食べるのに苦はない。
うちではエバラのおろしのたれをかけている。これがまたうまい。
食わず嫌いとはこういうことを言うのだろう。それとも、歳をとった証拠か。誕生日過ぎたしね。
今年は焼肉で
おとんが入れ歯にして以来、うまいもんの基準がやわらかいものになったので、焼肉もなかなかできなくなった。
せめて年に一度、誕生日くらいは焼肉にしたい。
一念発起したダイエットも、初期目標である64kgを下回るほどになった。あとどれだけ減るのかわからないが、運動量と食事量はこのままでいきたい。
さて、今年は何をしよう。
去年は体重を減らしたので、今年は何か増やそうか。
ま、てきとーにぼちぼちいきまひょ。
ISSから見たエンデバー大気圏突入
3Dテレビのアンケート結果
こないだやった3Dテレビのアンケート、結果は8割以上がいらないというものだった。
メーカーと消費者の温度差はかなりあるようだ。
現状ではコンテンツが皆無だし、放送業界が本腰を入れれば需要も増えるのだろうが、果たしてそううまくいくかどうか。
3Dテレビというのは、ゴーグルをつけてじっと画面を見る必要がある。当然目が疲れるだろうし、食卓を囲んで見るものでもない。
ゲーム業界でも、3Dハードはあるにはあった。だがそれは、物珍しさ以外の何物でもなかった。
何かこう、昨今のマスコミの異常な盛り上がり様は気になるところだ。もしかして放送業界もグルか?盛り上げて需要に結びつけようというつもりなのだろうか。
地デジ化でひーひー音を上げている消費者に、そんな余裕はさらさらない。
こんなん見つけた