今年もけっこういろいろあった。
まず父親のガン。幸い手術は成功し、昔と変わらない生活に戻っている。
妹夫婦に二人目が生まれた。女の子だ。めちゃめちゃかわいい。9ヶ月にしてつたい歩きができる。にたーっと笑いながら寄ってくるのだ。あーもうっ。また正月来てくれるだろう。お年玉増えるな。
仕事もぼちぼちでいい感じだったが、最近ちょっとケチが付きはじめた。まあ、こんなもんかと思っておこう。
7年ぶりの東京は刺激的だった。いろいろと凹むことのほうが多かったが、あれだけ人が多いと烏合の衆でもそれなりのパワーに圧倒される。負けてられんで、ほんま。
女運は相変わらずだ。出会いは多いが実るものは何もない。何もしてないわけじゃないがあまりにも空回りが多すぎて疲れるのが正直なところだ。
とうとう買ったね、携帯。その東京出張では大いに役に立ったが、いつもの生活にもどるとただの飾りだ。通話代よりパケ代のほうがシャレにならん。ごく一部の友人にしか教えてないせいもあるが、そう頻繁にかけられても困るのでちょうどいい。在宅作業が多いので、電話で手を止められるのが嫌なのだ。あ、電話よりメールでお願い。
デジカメも買った。600万画素だ。いろんなもんが写るぞ。そのデジカメや携帯を持ち歩くのに、いろいろとポーチ的なものを買ったのだが、腿で締めるレッグホルスターみたいなポーチがけっこういける。ベルトの下にポーチが来るので、Tシャツも上着も干渉しないのだ。
さ、日付も変わった。今年もあと二十数時間だ。もしかすると来年は、書き物のほうで飛躍があるかもしれない。ま、それはオレ次第だ。5年以上のブランクはあるが、遮二無二に書いていた頃の感覚はもう取り戻している。
とにかく、久々にやる気になっている自分がいる。それが何よりだ。
今年一年、ブログに付き合っていただいた方々には感謝申し上げる。全世界から数万のスパムもありがとう。アクセスログお前らの足跡ばっかりやないか。来年は来るなよボケ。
毒づいてきたところで今年はこの辺で。ま、楽しい年にしようや。
月: 2006年12月
Reach / 1-2-3 // Gloria Estefan
ヒップホップもユーロビートもなかったころ、ダンスミュージックといえばラテン系だった。
そんな頃に巷を賑わせていたのが、グロリア・エステファンとマイアミサウンドマシーンだ。どや、懐かしいやろw
「1-2-3」は、一度はどこかで耳にしたことがあるはずの曲だと思う。世代を問わず、この曲を聴いて体が動かない人はいないだろう。
「Reach」は、アトランタオリンピックのテーマソングであり、重厚な中にもどこか切ない、選手の感情の機微のようなものを感じさせる曲である。
いやほんとに、音楽ダウンロードはいいぞ。今年もう50曲以上買ってるし。CDはなくなるかもね。
TA故障
二ヶ月ほど前から、電話がつながりにくくなった。家に電話をかけても、話している途中でぶちっと切れたり、使用できる通信機器がつながってない、みたいな応答が返ってくることがある。
TAの挙動がおかしいので原因はTAかと思ったが、うちはiナンバーとスカパーでアナログ3回線使っているので、対応しているTAが二万近くする。
なのでしばらく放置していたら、おかんが馴染みの電器屋に連絡して見てもらうことになった。
どうも電話機もおかしかったらしく、新しい電話機を入れると、例の応答は無くなったが、途中でぶちっと切れるのは直ってない。やっぱりTAだ。
しかし、二万近くも出費してTAを買い換える余裕は全くない。中古屋を回ろうにもTAなんかそんなに在庫もないだろう。
おおっと、そういうときこそヤフオクだ。早速覗いてみる。
店頭で二万近くしていた最新のTAが、千円から出品されている。五千円で入れて放置していたところ、四千百円で落とせた。
ISDNにしてしまっているので、今更アナログ回線にも戻せないし、保守が大変である。電源入れっぱなしで丸七年、減価償却は終わっているだろうから、古いTAは処分してしまおう。
年末年始、いろいろと電話がかかってくる時期なので、なんとか直せてめでたしめでたし。
Romi「ripple」
「なぜ」のPVが同梱されているCDEXTRAなので、長い間ショップで探していたが、ようやく手に入れることができた。
しかし、このCDの発売日は97年、ウインドウズがまだ95の時代でむしろMACユーザーが優遇されているような時代だった。
パソコンの世界で、10年前は大昔に等しい。閲覧できたクイックタイムのPVはとても視聴に耐えうるようなシロモノではなかった。
Romiの映像資料がないに等しい今、非常に貴重なファイルではある。
髭男爵
確か笑金で見たのが最初だと思う。出オチのパッとせん芸人がまた出てきたなと思ったが、デーモン閣下のような客を見下す口調の山田ルイ53世、声もいいし喋りにメリハリがある。
どこにでもあるようなオチのコントをやったあとに、客いじりや自虐的な言い訳で落とすというパターンだ。キャラも付け焼刃ではなく、きっちり芸を感じる。
片手にワイングラス(中身はファンタ)を持っているので、当然動きに制限があるのだが、それはちゃんとコントに折込済みなところもなかなか素晴らしい。
あとは相方のひぐち君の処理が今後の課題だ。コント以外は、いや、ショートコンツェルンだったかな、いっそ無言でもいいと思う。
エンタには出るなよ。絶対に出るなよ。
M-1グランプリ2006
一発の笑いより、安定した笑いを取ることのほうが遥かに難しい。そういう意味では、お笑いもスポーツも同じである。
しかし、審査形式の賞レースにおいては、その一発を要求される。東京で知名度のないブラマヨがグランプリを獲ったのはその一発があったからだ。
麒麟、笑い飯、フットボールアワーは、今や安定した笑いを取る力をつけている。優勝候補とは言われているが、一発の難しさという点で、彼らは不利なのかもしれない。
プラン9、チュートリアル、アマチュアの変ホ長調。一発が出れば大逆転も可能だ。ただし、その先の補償はないが。
ポイズンガールバンド
ネタはらしくていいと思う。ガンと来るものがないが、そういう芸風なのだろう。一応テンポと盛り上がりは考えてるな。ま、当たり前か。570点。
フットボールアワー
さあ、本命登場。このネタだいぶ前のやつやけど、おもろいな。いやあ、のんちゃん全開。おもろい。640点。決勝ほぼ間違いなし。敗者復活枠にライセンス。うーん、ネタみたことないな。ラストイヤー恩赦か、品庄よりはおもろいやろ。
ザ・プラン9
カメラ泣かせのプラン9。おいおい、ちゃんと追い切れよ。やっぱり5人はきついかな。ディランやディラン。同窓会あるから舞台観にいけへんねん。597点。点数割れたね。
麒麟
麒麟くらい安定していると、こういう一発ものが難しい。ソツなくまとめたが、やはりガンとしたものがない。例え決勝に進んでも、その先は難しい。627点。
トータルテンボス
彼らも難しいところだ。確かに面白いのだが、大爆笑には至っていない。613点。
チュートリアル
出番的にはいい感じだが。去年品庄より下回ったのは明らかにミスジャッジだ。うわ、これ来たかな。冷蔵庫でこれだけ引っ張るか。664点。来たねえ。
変ホ長調
あえてネタは見てこなかった。はっきり言える事は、素人でもこのくらいのレベルがゴマンといることだ。しかし、所詮素人は素人。笑いで飯食ってる連中とは比べ物にならない。面白いとは思うが、金を払いたいとは思わない。576点。舞台度胸は買う。
笑い飯
じっくり見させてもらった。今までで一番いいと思う。626点。うわあ。麒麟よりはよかったと思うけどなあ。
ライセンス
立つ瀬ないかもね。ネタとしてはオーソドックスな構成。609点。
最終決戦
麒麟
噛むな。ネタはええし面白いんやけどね。安定した実力が裏目に出るのか。
フットボールアワー
のんちゃん喉潰すなよ。んー、勢いだけになってしまったような気がする。
チュートリアル
来たね。客が完全に期待してる。去年のブラマヨと同じや。キャラに頼らず本ネタで勝負したのは正解だった。
グランプリ:チュートリアル
常連組は今後の課題にしてほしい。充分力を出し切れてないのか、何か余計なものを背負っているのか。
M-1に出なくても面白い芸人はたくさんいるし、M-1を獲ったにもかかわらず面白くなくなった芸人もいる。
M-1にこだわるあまり、自分達の力を落とすなら、諦めるのも選択肢だ。
大切なのは、客や視聴者を笑わせ続けること。何年経っても、変わらず笑わせ続けられる芸人になること、それが大事だと思う。
おめでとう、チュートリアル。