吉本新喜劇ファン感謝祭2005

関西に生まれ、吉本のお笑いで育てられたが、新喜劇の生の舞台というのは今まで観ていなかった。念願の初観劇である。
風邪気味で咳が出るので、のど飴持参で劇場へ行った。かつて劇団四季が使っていた小屋である。
席はB列のほぼ真ん中だったが、A列が音響の都合で押さえられていたので事実上かぶりつきである。NGKではこうはいかないだろう。
今年、吉本新喜劇が行った金の卵オーディションで合格した二人が前説に立った。テレビ放送があるのでカメラが入る。そして、緞帳が上がった。あの音楽とともに。
パッと目の前に書き割りが広がった。新喜劇の芝居が始まるのだ。続々と役者が登場する。新喜劇メンバー総勢62名が登場するオールスターキャストだ。こんな舞台を最前列で観られるとは。笑いとも感動ともつかない涙がこぼれる。
桑原師匠はちょっと調子が悪そうだ。石田靖はMAXの蹴りやドツキを見せてくれた。さすが新喜劇の破壊王だ。竜じいはなんと宙吊りで登場。無茶さしよる。めぐにいはやっぱり小さかった。やすえねえさんはとても45には見えないし、由美ねえも小ぢんまりしてきれいな人だった。アゴ元さんはそれほどアゴ出てなかった。きんに君もちゃんとアップアップしてたし、HGは一番拍手と盛り上がりが大きかった。さすが。高橋靖子ちゃんはとても一つ年上には見えないかわいさと清純さがむんむんだった。島木さんはさすがの大迫力。かぶりつきでパチパチパンチはもう観られないだろう。
3幕構成で、地上に迷い込んでしまった七福神と町の人々が巻き起こすドタバタが大まかな流れ。2幕の冒頭に若手役者が流血するハプニングもあった。
2幕と3幕の幕間に、「はい、そこのおにいさん」と青野さんに松下笑一がつくる風船のお題を求められてしまった。彼のネタは知っていたので、とりあえず「ドラえもん」と答えておいた。もうちょっとボケたほうがよかったか。
たっぷり二時間の舞台、一年分どころか、十年分くらい笑わせてもらった。こちらこそ感謝である。
この舞台は、来年1月3日MBSローカルネットで放送される。もしかすると、帽子を被ったシルエットで右隣に誰もいない影が映ったら、それは私だ。

みかつう

ツイッターは@crescentwroksだよん

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