アジアン(吉本興業 大阪)
麒麟(吉本興業 大阪)
品川庄司(吉本興業 東京)
タイムマシーン3号(ケーアッププロモーション)
チュートリアル(吉本興業 大阪)
南海キャンディーズ(吉本興業 大阪)
ブラックマヨネーズ(吉本興業 大阪)
笑い飯(吉本興業 大阪)
意外、な結果である。いろんな意味で。
笑い飯、南海キャンディーズ、麒麟は順当として、アジアン、チュートリアル、ブラックマヨネーズはよく勝ち上がってきた。特にブラマヨが残ったのは、ルックス偏重の昨今のお笑い傾向を憂う私としては嬉しい限りだ。全国的にあまり馴染みがないと思うが、相当気持ち悪いので覚悟しておくように。
やはりテレビの露出のあまりない、舞台で腕を磨いてきた連中が残ったという感じだ。
こうなると最終3組で堅いのは、笑い飯、南海キャンディーズだが、最後の一角は難しい。
実力でいうと麒麟、品庄あたりだが、去年の南海のように掴めばブラマヨも可能性はある。敗者復活戦で上がってきた組が残ることもありうるだろう。
ともあれ、これで今年の構図ははっきりした。磐石の笑い飯か、勢いの南海キャンディーズか。
笑い飯は今年一年、テレビの露出を抑えて舞台に専念してきた。ダブルボケに飽きたという意見もあちこちで聞かれるが、エンタを観て喜んでいるお笑いレベルの低い客ではそれも仕方ないだろう。本人たちは微塵も見せないが、間違いなく彼らは今年に賭けている。そして、グランプリを狙っているはずだ。
一方、南海キャンディーズは全国ネットのレギュラーなど、テレビの露出が格段に増えた。しかし、ネタ以外でも山ちゃんのあの的確なツッコミは、しずちゃんのボケを倍化させ、強力な笑いに変える。去年と比べ、知名度も格段に上がったその勢いは、もはや誰にも止められないだろう。
僅差で笑い飯、と私は予想する。