それでも私は牛丼を食べる

アメリカ産牛肉の輸入が再開されるようだ。早ければ年内にも第一便が到着する。
日本人の食の安全に対する意識は素晴らしい。反米感情を抜きにしても、今回のアメリカのやり方には大いに問題はあるし、7割が輸入再開後も米国産牛肉は食べないというのはよくわかる。
私も、たぶん店頭では買わないと思う。だがしかし、牛丼は別だ。
残念ながら、輸入が再開されてもその量が全く足りないので、以前のような販売はできず限定販売になるそうだ。最初は2月頃を予定しているようだが、もちろん、並んででも食べに行くと思う。
一つ、みなさんに考えていただきたい。日本の肉が安全で、アメリカの肉が危険とされているが、果たして日本の肉は本当に安全だろうか。
ひいては、日本で安全とされていることは、本当に安全なのだろうか。
あなたは街を歩いている。ふと見上げると、大きなマンションが建っている。まさかあなたは、そのマンションの鉄筋がごっそり減らされ、震度5程度で倒壊するとは夢にも思わないだろう。
しかし、現実にそれは起こった。安全とされていたはずの建物が、危険な建物であったのだ。
日本がやっていることが安全で、アメリカがやっていることが危険だという論点は、非常に危うい。人間のやることに100%はない。日本人はいつまで安全に100%を要求するのだろうか。
政府はリスクが小さいと言うが、その表現は少し違う。小さいのではなくて、その差があまりないということなのだ。
もちろん、日本の然るべき組織はちゃんとBSE検査をやっていると信じているが、例えそれがそうではなかったとしても、私はそれほど驚かない。日本人もアメリカ人も同じ人間、人間のやることにそう差はないのだ。
では何を信用すればいいのか。
私は、おいしい牛丼を食べさせてくれる吉野家を信じる。

みかつう

ツイッターは@crescentwroksだよん

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