関西には、それぞれのテレビ局で漫才の賞がある。お笑い新人グランプリ、上方漫才大賞、上方お笑い大賞、上方漫才コンテスト、そしてM-1。これらはもちろん放送作家やベテラン芸人、関西文化人などが審査にあたる。
毎日放送が主催している新世代漫才アワードというのがあるのだが、今年から審査員を高校生にさせるというのだ。
確かに関西は、高校生とはいえお笑いのレベルはよその比ではないが、大賞の審査を高校生に全面的に任せるというのはどうだろうか。
かつての2丁目では、ダウンタウンのような天才芸人も輩出したが、女子高校生にキャーキャー言われて勘違いしていただけの芸人も多数いる。
若い世代だけに受ける芸人を選出したところで、その芸人のためにもならないし、お笑いのためにもならない。
新世代という言葉からするとそれもありだが、この賞の価値や品格そのものが問われるわけなので、もう少し慎重にしてみてはいかがだろうか、MBSの担当さん。