ごっつええ感じショートコントアーカイブ#17

・ザ・バイオハンター
予告編という形で進行するコント。いつまでたっても予告編しかない。女性と会ったり、コンタクト入れたり、ナレーションとは全く関係ないバイオハンター板尾の映像が流れる。たった数秒流れるだけのために怪人の着ぐるみをつくってしまうのもすごい。その怪人の名前や予告のキャプションもおそろしくよくできてる。

・あざみ
タレントプロダクションのオーディションに押しかける初老の夫婦。追い返そうとするプロダクション社長を無視してネタをやる。なんとかして取り入ろうとする夫婦だが、受かるわけもなく結局毎回追い返される。小道具のピアノが効果的に使われている。あざみとは、子連れ狼で拝一刀の妻。パターン的には「兄貴」と同じ感じ。

・紙芝居のおっさん
松本扮する紙芝居のおっさん。子供たちにせがまれて紙芝居をする。最初は普通に進行するが、途中からおかしくなってくる。そのおかしくなり具合が秀逸。劇画調、ラブアタック、三枝師匠、セザール世田谷松原。

・犬、逃げてるよ
飼い犬のペル(実際に松本家で飼っていた犬)が逃げたという設定で、レギュラーメンバーが舞台狭しと追いかける。別にコントとしては面白くもなんともないが、メンバーが画面に出たときに名前のテロップが出るのだ。これが何なのか、なぜなのか全くわからない。そしてわからないままコントは終わる。

・ずるい男
朝食、夫婦喧嘩をしている板尾とYOU。言いこめられている板尾が、すーっと透明になっていく。これもコントとしてはそんなに面白くないが、舞台装置ではなく映像効果に頼った珍しいコント。イマジカ頼みってやつか。