2005 UD 2

アッパーデック社の定番ブランドである。とうとうメモラの封入率が1:8になってしまった。
仕上げ、デザイン、価格、どれをとってもソツのない出来であるが、面白みに欠けるのも確かである。だが人気は高く、レギュラーコンプを目指しているコレクターも多い。
今年は4種のレギュラーパラレルが入ったが、パソコン(パーソナルコンプリート)コレクターにとっては辛いところだ。

トライト

「トライト」という掛け声と共に、河原を全力で疾走する女子社員。
キャッシング利用の注意を走りながら説明する。途中、間の抜けたインサートカットが3パターンほど。
アイフル傘下の消費者金融会社で、驚いたことに京都本社だ。大方地元の傾いた会社をアイフルが吸収でもしたのだろう。
消費者金融のCMは、イメージ作りが最優先である。真面目で、清潔で、信頼のおける、といったところがキーワードだろうか。
そんな中、こういうちょっと外した視点で来るところに好感を持った。色彩設計やカット割りには、その筋の演出が窺える。
WEBでも視聴できるのでリンクしておく。ま、ご利用は計画的に。
http://www.365157.jp/

STS-114 Return to Flight

いつ見ても何度見ても打ち上げのシーンというのは背筋が震える。噴煙を上げたロケットが、白い雲を突き抜けて青い空の只中へとつき進んでいく。
100台以上のカメラが今回の打ち上げで用意され、STS-114ディスカバリーの打ち上げを見守った。あの忌わしい事故から二年半。奇麗事ではない、あのロケットには、我々の、いや人類の夢と希望が積まれているのだ。
本来ならばとっくに完成しているはずの国際宇宙ステーションの建設も急務だが、ここで宇宙開発の手を止めるわけにはいかない。
問題は山積みだ。老朽化し始めたシャトル、膨大な開発費用、先の見えない宇宙開発に、人々の興味は先細っている。
しかし、21世紀の人類にとって、宇宙への進出は絶対である。地球の重力に囚われていては、人類の真の進化は成しえない。
打ち上げの成功を祝うとともに、ミッション達成と無事帰還を心からお祈りする。

さらば八ちゃん

かつての吉本新喜劇の雄、岡八朗(八郎から改名)が亡くなった。花紀京と共に、新喜劇の一時代を築いた芸人である。
「オレはな、こう見えても空手やってたんや。ま、通信教育やけどな」「隙があったらかかってこんかい」「くっさー、えげつなー」
数々のギャグで、奥目の八ちゃんは我々お茶の間の子供たちを笑わしてくれた。
昔の芸人さんは酒で身を潰す人が多かったが、岡先生もそうだった。「新喜劇やめよっカナ?」で事実上の引導を渡され、妻の自殺、息子の死など度重なる不幸から、一層酒に溺れるようになり、アルコール依存症にまでなってしまった。
さらに胃がん切除、脳挫傷による言語障害。こんなにおもろい芸人を、こんなに笑えない出来事が次々と襲いかかる。
しかし、娘さんの協力で依存症を克服、舞台へと復帰した。たくさんの弟子たちに支えられ、まさに波乱万丈の芸人人生だったと思う。
芸人岡八朗はもうこの世にいないが、彼の笑いの遺伝子は、間違いなく我々に植えつけられている。さよなら、岡先生。ありがとう、八ちゃん。

F1第12戦ドイツGP

シューマッハの母国GPであるが、フェラーリの不調はもはや誰一人口にしなくなってしまった。
荒れたスタートとなったが、その煽りを食らって琢磨が小クラッシュ、予選8位グリッドをフイにした。
抜きやすいホッケンハイムだが、レースの焦点はピットストップにあるようだ。各チームの作戦の違いが勝敗に現れるだろう。
ライコネンは車のセッティングが決まっているのか、序盤からかなりのリードを保ち、一回目のピットストップを終えてもトップをキープ。
ところがレース中盤、画面にはスローダウンするライコネンのマシン。ホッケンハイム完走はまたも幻と消えた。これでアロンソがトップ、シュー兄、バトンと続く。
久々にトップを射程に収めるシュー兄だが、それどころかバトンに仕掛けられて3位に後退。バトンが抜いたというより、フェラーリがホンダに抜かれたというところか。
しかしそのバトンは、モントーヤにしてやられてしまう。ライコネンは早々に帰宅したそうだが、チームメイトのモントーヤは孤軍奮闘で2位に。4位に後退したシュー兄にフィジケラが襲い掛かる。そのフィジケラを追うシュー弟。
最終週、シュー兄力尽きてフィジケラにかわされる。アロンソは6勝目。チャンピオンに向けて磐石の体勢だ。
タイヤ交換不可というレギュレーションは、やはりかなり影響を与えているようだ。

MS-06M・ザクマリン

これもMSVシリーズの一つ。パイプの導線や素材に手を加えて、作業用っぽくしてみた。
同じザクでも砂漠用とか水中用とか、バリエーションが豊富なことが根強いザク人気をつくったと思う。宇宙世紀で考えれば、それだけザクが優秀なモビルスーツだったと言えるのだろう。

<設定>
・・・作業用として使われているため、戦闘に関する装備は外されている。動力系と排水系を改良し、水中稼働時間と移動能力が大幅に向上している。
搭乗者:ジャン‐クリストフ・ベアード技官(35)
・・・水中用モビルスーツの開発を担当した技官。06タイプの水中化に最後まで固執した。結局水中用MSは新設計されることになり、試作機を譲り受けて作業用として運用している。
所属:地球攻撃軍司令部キャリフォルニアベース・デトロイト試験場
・・・MSMコードのモビルスーツは、キャリフォルニアベースで設計開発されてデトロイトに運ばれ、近郊の湖や湾内でテストされる。