月: 2012年11月
罪な案内板
蹴上からトレイルを通って山科の毘沙門堂へ歩いていたときのこと。
アップダウンが終わって、平坦な山道を歩いていると、向こうから一人の中年女性が歩いてきた。
とてもこれから山を登るような格好ではなく、明らかに観光客だ。
それが証拠に、私を見るなり道を尋ねてきた。
「どこから来られました?南禅寺は向こうですか?」
南禅寺には行けなくもないが、山を三つくらい越えねばならず、私は引き返すように諭した。
五分ほど歩いていると、また観光客のような若い女性の二人組みと擦れ違った。
たぶん間違えて入り込んでいるのだろう。
しばらくして、こんな看板を見つけた。
土地勘のない者が見れば、迷うのは当然である。
これでは左へ行けばすぐに南禅寺があると思ってもおかしくない。
せめて距離を書くとか、もうちょっと細かい注釈が必要だ。
観光都市たるもの、もう少し工夫が必要だ。
維新の会と太陽の党が合流
ある意味、一番恐れていた出来事が起こってしまったが、今の政治状況で選挙を戦うには、これがやむを得ない選択なのかもしれない。
政策の違う二党が合流したことで、野合という批判は多い。
この際各党が掲げている個々の政策には目を瞑り、政権を握ったときに、物事を決められる政党かどうかを判断してみてはどうだろう。
政治に期待することが無意味だということは、民主党が教えてくれた。
政治家は国民を欺くということを大前提にしても、民主党のように何も決められない政治では話にならない。
日本維新の会は、威勢こそいいが所詮は素人集団だ。素人に政治を任せれば、また民主党の二の舞である。
個人的にはあまり歓迎しないが、太陽の党と合流することで、1+1が3くらいにはなったのではないだろうか。
私の理想としては、自民党が第一党になって、維新がキャスティングボートを握れる位置になればと思っている。
車をモデルチェンジするときも、大抵は前の意匠を残しておくものだ。
民主党はあまりにかけ離れすぎた。程々に古い政治のいいところを残し、新しい血を入れて少しずつ前に進めばいい。
街はもうクリスマスのイルミネーションが煌く。一ヵ月後など、あっという間なのだ。