橋下大阪府知事誕生

投票前は苦戦が伝えられていたものの、蓋を開けてみればなんのことはない、次点の民主党公認候補にダブルスコア近くまで引き離しての圧勝だった。
タレント候補には懲り懲りだったはずの大阪、低調な投票率がその証拠だが、大量得票はまた新知事への期待票でもある。
敗れた候補は、知名度で選ぶ選挙民に苦言を呈しているが、選挙民の立場を代弁すれば、どこの馬の骨かわからんやつに府政は任せられん、ということだ。
投票はせえへんが文句は言う、そういう大阪府民にはうってつけの知事だろう。
しかし、そう悠長なことは言ってられない。破綻寸前の大阪府、借金は五兆円に及ぶそうだ。
アナウンサーの市長に、タレント弁護士の知事。大阪はこれからどうなるんだろうか。元府民としても気掛かりなところである。