古紙偽装

そういうのがあったかと、思わず膝を叩いたほどだ。
ハガキやコピー紙など、古紙が使われているはずの再生紙製品が偽装されていた。
別に人体に被害があるわけではないが、それで軽視するのは大きな間違いだ。
我々が再生紙の商品を選ぶとき、その心理には少なからず環境への配慮や、その商品を扱う企業への姿勢評価などが伴う。
その行為に対する裏切りである。環境対策への裏切り、ひいては地球への裏切りである。
王子製紙の社長は、コンプライアンスの問題だと言ったらしいが、その認識の甘さが、やがて己の地位を危うくすることになるだろう。