スッポンは無事冬を越したが、やはり物足りない。テレビでカエルの映像が流れる。やっぱりかわいい。あれから一年。もう一度カエルを飼ってみようか。
スッポンを逃がしに行く。スッポンだけに、子供が水遊びしないようなところに放さねば。
プラケースから出すと、一匹はそそくさと水の中に入っていったが、もう一匹はじっとこちらを見上げている。「ええんか?行ってええんか?」とでも言っているようだ。
さて、カエルたちはもう冬眠から覚めているはずだ。心当たりの場所へ赴く。晴天続きで、水場が干上がっている。雨を待ってもよかったか。
田んぼの畦沿いを歩く。まだ田植えには少し早い。耕運機が代掻きをしていた。
ツチガエルは見つかるが、アマガエルはいない。ツチガエルやトノサマガエルは水棲なので、飼うのが難しい。アマガエルは樹上性なので、水がいらない分管理が楽なのだ。
休耕田へ足を運ぶ。実はここがポイントなのだ。うっすらと盛り土が残っていて、谷の部分に水が溜まっている。水と日陰、カエルが生息できる最低条件だ。
溜まっている水に沿って歩く。大きなトノサマガエルが飛び上がる。お前じゃない。
二往復くらいしたとき、最初の一匹を見つけた。大きさもちょうどいい。二冬くらい越してきた感じだ。
さらにもう一匹。少し小さめだがとりあえずキープ。もう一往復して、さらに一匹見つけた。小さめのを逃がして、二匹捕獲。
さあ、また餌獲りに行かねば。