怪奇大作戦の代表的なプロットは、メカニカルなもの、心霊的なものともう一つ、生物的なものがある。第3話はその生物的なプロットだ。
しかし今回はあまりにも脚本が稚拙すぎる。テーマ優先で仕掛けが破綻してしまっている。
細かいところは確かにお粗末だが、中田秀夫のそれらしい演出はバイオホラーの雰囲気を盛り上げる。
不可解な現象から社会への問題提起は、前シリーズでも踏襲されている。だが、それ以上の怪奇が、我々の身近に存在している。
それは、昨今のニュースが示していることだ。
ああ、なんて恐ろしい。