なかなか晩ご飯の食卓には上がらない、焼きビーフンである。
おとんの酒の肴にはたまに出るが、おかずとして登場するのは珍しい。
独り暮らし時代にもよくつくっていたが、実は、女の子と初めて一緒に食べたメニューがこれである。
以来、つくるたびにその子のことを思い出すので、一時は禁断のメニューであったが、コストが安くてうまいのでそれこそ泣く泣くつくっていた。
こうやって今でも思い出すのだから、男はしつこい生き物だ。もう15年経ったよ、れいちゃん。
福田内閣
国民は政治に関しては素人である。だからこそ、政治に長けた人間を国会に送る。
そんな素人が福田内閣の顔ぶれを見てまず思うことは、古い自民の復活だろう。
古い自民の復活は、誰も望んでいない。
民主党を政権政党に選ぶことをためらっていた有権者も、今度ばかりは大きく動くかもしれない。
この内閣がしくじれば、再び自民党が下野する日もそう遠くはないだろう。
明星焼きラーメン
最近のムーブメントなのだろうか、こういうスープのない麺類が多い。
できればインスタントものを食べる前に店で食べたいのだが、そういう機会もないので甘んじよう。
作り方はカップ焼きそばと同じである。湯を入れて、待って、湯切りして、いろいろ混ぜる。
これの場合、細めんなので茹で時間が二分と短い。うっかりしてるとのびてしまうので注意だ。
さすがは明星、細めんながらしっかりしたコシである。味はさておき、タレの油がかなり口元にまとわりつく。こんなもんなのだろうか。
焼チキン同様、暑い時期はいいかもしれない。だが、これと普通のラーメンを並べると、果たしてどちらを選ぶだろうか。
存在価値に疑問を抱かざるを得ない。まずくはないが。
菊乃井の犬
墓参りの道すがらに、菊乃井という京料理屋がある。
春秋の彼岸、盆と通るたびに会うのが、そこで飼われている犬だ。
特段かわいい犬ではないが、たぶん住み込みの板前さんたちにかわいがられているのだろう、かなり人懐こい。墓参りに行くたびに、犬元気かなと楽しみにしているほどだ。
しかしもう10年以上15年近くになるので、今ではかなり高齢である。最近では、まだいるかなとだんだん心配になってきた。
春の彼岸のときなど、いつもいる玄関先に姿がないので、とうとう死んだかと意気消沈していると、何やら吠える声がする。探してみると、駐車している車の奥の、日の当たる暖かいところにつながれていて、ここにいるぞと言わんばかりに我々を見て吠えていたのだ。
秋の彼岸は、まるで真夏のようなクソ暑さで、犬は玄関先にいてくれたがかなりしんどそうだ。
寝ているところを撮ろうとした瞬間、起き上がってくれた。
また来るからな。ええもん食わしてもらえよ。なんせ菊乃井やからな。
デジタルピストル
私はガンマニアだが、競技としての銃に興味はなかった。日本で合法に銃を所持するには、狩猟か競技しかないわけで、いずれにしても世界で一二を争うくらい厳しい審査がある。
むしろ弓道やアーチェリーなど、道具さえあれば誰でもできるような競技に興味があった。モノは違うが、的を狙う競技にはかわりない。
デジタルピストルは、その名の通り、レーザーとPCを使った競技ピストルである。
火薬も弾も必要ないので、銃刀法の範囲外である。つまり、所持に許可がいらないのだ。
射撃人口の増加を狙って、ライフル協会が普及に力を入れている。一丁20万近くと、お世辞にも安いとは言えないが、弾や火薬などの消耗品がいらないので、維持費が安く済むだろう。
ターゲットとデータ解析用のPCは会場のレンタルにすれば、銃だけ持っていって気軽にスポーツ射撃を楽しめる。
欲しいものリストの最後尾にでも追加しておこう。
http://www.riflesports.jp/dss/index.html
全て残暑のせい
世の中、理不尽なことが多い。
突然辞職する総理もいれば、うちわで職場を出入り禁止になる奴もいる。
もうたぶん神戸には戻れないだろう。
全て残暑のせいにして、もっと何かやらかしてやろうかとさえ思う。
誰も読んでないとは思うが、この場を借りて神戸のみんなに礼を言いたい。今までありがとう。