突撃うちの晩ごはん:カツ丼


私自身カツ丼はよく食べているが、家で食べることは、たぶんこれが初めてではないだろうか。いや、夕食で食べるのは初めてだと思う。
前の日、おかんの帰りが遅くなって、その日の夕食は惣菜もののトンカツであった。
しかし、最近うまいまずいの基準が硬い軟らかいになったうちのおとんが、トンカツが硬くて口に合わずに残してしまい、もったいないのでカツ丼にして明日食うわ、となったのだ。
恐らく、カツ丼が今後夕食に上ることはないだろう。そういう意味で、非常に貴重な晩ごはんである。
満腹度★★★★☆

こんなところで運を使ってる場合ではない

ロッテのキシリトールガムで、手塚マンガのキャラをかわいくデフォルメしたストラップが当たるキャンペーンをやっている。
この間一つ当たったが、また一つ当たった。総計10万名だが、けっこう当たるもんだ。もこみTはなかなか当たらんが。
今月金がないといいながら、ついついカードショップに寄ってしまう。
金がないので安いパックを摘んでいるのだが、たまには違うものをと摘んだら、どこぞの選手のルーキーオートを引いてしまった。そんなオートよりチャベスのレギュラーカードのほうが何倍も嬉しいのだが。
帰宅すると、ベッドの上に小包が。差出人はライオン菓子となっている。お、あの脱力系キャラのストラップが当たったか。ん待てよ、それにしては箱が大きいぞ。荷票をよく見てみると、iPod Shuffle!!
おいおい、マジかよ。ストラップ欲しかったのになあ。
外で音楽を聴く習慣がないのだが、最近仕事場で時間を持て余しているので、ちょうどいいかもしれない。iTunesのお気に入りリストが全部入ってまだ半分余っている。
しかしぶっちゃけ、こんなところで運を小出しに使っている場合じゃないんだが。まあたまにはええか。

長久手の立て篭もり

日本の警察力というものを、私は信頼しているし、誇りにも思っている。だが、今回の事件は、それを一変させかねない、日本の警察の大失態である。
撃たれた警官を5時間も放置、救出オペレーションのあのもたつき、結果、一名の殉職者を出してしまった。あの動き、とてもSATとは思えない。
撃たれて亡くなった隊員は、車の陰で射撃姿勢をとっていた。恐らく、犯人に対してバリケードポジションにいたと思われるが、なぜ射撃姿勢をとっていたのか。発砲許可がない以上、射撃姿勢は全く無意味である。警告や威圧にもならない。彼が撃てないということは、犯人は百も承知だからだ。
警官の救出に直接関わらない隊員は、防御姿勢をとるべきではなかったのか。作戦事態も稚拙である。素人目に見てもだ。
こういう救出作戦の場合、目をつぶってでも動けるように完璧にシミュレーションを行うはずだが、恐らくやっていないだろう。
拳銃一丁で何百人の警察官が振り回され、人質は自ら脱出し、犯人は自ら投降してきた。警察がやったことと言えば、お粗末な救出作戦と、だらだらとした説得である。
銃刀法の規制強化、警察官の装備充実も結構だが、もっと他に改善すべきことはヤマほどある、ということに気づかせることからしなければいけないとは、なんとも情けない話だ。

怪奇大作戦セカンドファイル#3「人食い樹」

怪奇大作戦の代表的なプロットは、メカニカルなもの、心霊的なものともう一つ、生物的なものがある。第3話はその生物的なプロットだ。
しかし今回はあまりにも脚本が稚拙すぎる。テーマ優先で仕掛けが破綻してしまっている。
細かいところは確かにお粗末だが、中田秀夫のそれらしい演出はバイオホラーの雰囲気を盛り上げる。
不可解な現象から社会への問題提起は、前シリーズでも踏襲されている。だが、それ以上の怪奇が、我々の身近に存在している。
それは、昨今のニュースが示していることだ。
ああ、なんて恐ろしい。

けろちゃんず復活

樹上性のアマガエルを飼育する場合、樹に代わるものが要る。ケージ内の水分調整も考えて、観葉植物が最適である。
よく用いられるのが安価なポトスだ。大きな葉はカエルが乗るのに適しているし、陰にもなる。
以前、職場の近くにあったダイエーで、一鉢100円で売っていたのだが、もう閉店してしまった。それでもまあ、園芸ショップへ行けば500円以内で手に入る。
なるべく葉の多いものを購入してケージに置く。ポトスは消耗品と考えるのがいい。葉の上でうんこをして、そこから葉が腐ることもあるのだ。もちろん、掃除のときにはこまめに取り除く。
そんなわけで、餌捕りも兼ねて出かける。
朝まで雨が降っていたので、草むらが濡れていないか心配だったが、別段問題なく餌捕りができた。
ポトスも手ごろなものが見つかったので購入。そのままでもいいが、見映えも一応考えて植木鉢に植え替える。
さあ、これでけろちゃんず復活だ。

けろちゃんず再び

スッポンは無事冬を越したが、やはり物足りない。テレビでカエルの映像が流れる。やっぱりかわいい。あれから一年。もう一度カエルを飼ってみようか。
スッポンを逃がしに行く。スッポンだけに、子供が水遊びしないようなところに放さねば。
プラケースから出すと、一匹はそそくさと水の中に入っていったが、もう一匹はじっとこちらを見上げている。「ええんか?行ってええんか?」とでも言っているようだ。
さて、カエルたちはもう冬眠から覚めているはずだ。心当たりの場所へ赴く。晴天続きで、水場が干上がっている。雨を待ってもよかったか。
田んぼの畦沿いを歩く。まだ田植えには少し早い。耕運機が代掻きをしていた。
ツチガエルは見つかるが、アマガエルはいない。ツチガエルやトノサマガエルは水棲なので、飼うのが難しい。アマガエルは樹上性なので、水がいらない分管理が楽なのだ。
休耕田へ足を運ぶ。実はここがポイントなのだ。うっすらと盛り土が残っていて、谷の部分に水が溜まっている。水と日陰、カエルが生息できる最低条件だ。
溜まっている水に沿って歩く。大きなトノサマガエルが飛び上がる。お前じゃない。
二往復くらいしたとき、最初の一匹を見つけた。大きさもちょうどいい。二冬くらい越してきた感じだ。
さらにもう一匹。少し小さめだがとりあえずキープ。もう一往復して、さらに一匹見つけた。小さめのを逃がして、二匹捕獲。
さあ、また餌獲りに行かねば。

イッセー尾形のとまらない生活2007in京都

いつも公演は金曜日に行くので、何の気なしに金曜日に丸をつけてハガキを出した。
出してからよくよく考えてみると、その日はシティボーイズと重なっていて、もうチケットも取っていたのだ。
こりゃいかんとメールで希望日変更の旨を告げると、土曜日のチケットが送られてきた。いや、ありがたい。端っこだけどね。

・モルディブのギャル社長
絵のモデルをしている女性。社員旅行で来ている社長だという。
社員が気になってやってくるが、なぜか頑なに別行動を要求する。そのうち社歌まで歌いだす。
絵のモデルとは少し古臭いような。

・離島のタクシー待合所
皆既日食で離島にやってきた人達を迎える運転手。スピード違反で免停中。
島に二台しかないタクシーを待つ間、夢の話で盛り上がる。
方言ものは真骨頂。

・新人ホテルマン
音楽を聴きながらノリノリの新人ホテルマン。客から寒いというクレームが。
先輩の当てにならないアドバイスで対応するが、事態は好転しない。
そのうち客と意気投合し、いろいろ話をする。
今どきの若者ネタは今一つが多かったが、これはかなりいい。
どうも続きものらしいが、言葉足らずながら一生懸命対応する人物像に好感。

・断食道場
断食道場で若者に混じって一人気を吐く55歳。
断食の影響でだんだん壊れていく。最後にはとうとう痙攣が。
テンションで最後まで持っていくパターン。男の壊れ方がいい。

・けんたとおじいちゃん
孫と公園へ散歩にやってきた老人。なぜか人当たりが悪く、文句ばっかり言っている。
一人気を吐くものの、他人の優しさに触れて戸惑う。
傍若無人な老人キャラと、動きで見せた最後のシーンがよかった。

・迷子
巨大ショッピングモールに出店している化粧品屋。そこで働く女性。
迷子の女の子がやってきて、最初は邪険に扱うものの気になって相手をする。
短いネタだが、複雑なシチュエーションをよく表現している。

・ものまねサラリーマン
会議室へ呼び出された男。重役がずらっと揃っている中、社員のものまねをしろと言われる。
相手先へ謝りに行くためのシミュレーションらしいが、適当な人物がいない。
最後に自分の言葉で謝るが一番ダメだと言われる。
珍しい不条理ネタ。たくさんのキャラが出てくるのでかえって難しいかも。

・老ミュージシャン
デビュー77年の記念公演。30でデビューしたので御年107歳か。
看護婦さんに一日三曲しかダメだと言われているので三曲でおしまい。
歌ネタは、完全に歌披露のネタになってしまった。

全部新作だが、以前に比べると設定が複雑になっている気がする。
タイトルを付けるときにそう思うのだが、今までのように役職やキャラだけで付けられないのだ。
設定が複雑だと、それを分からせるのに時間がかかり、ネタに影響しかねない。客にも相当なスキルが要求される。
とはいえ、今まで観てきた中で今年が一番面白かったので、新ネタの試みは成功しているのではないだろうか。
まだまだ、イッセー尾形はとまらないようだ。
May.12,2007 京都府立文化芸術会館