二つの訃報

ファンでもないし、楽曲もメディアから聞こえてくる範囲でしか接してないし、私の人生に何の影響も及ぼさなかったが、坂井泉水の死はそれなりにショックだった。
ガンであることも知らなかったし、私より年上であることも知らなかった。それもショックだった。
またその死因がやりきれない。散歩の帰り、階段の踊り場で足を滑らせて落下して頭を強打とは、実にやりきれない。
まだまだやりたいことがあったはずだと思うが、志半ばにしてさぞ悔しいことだろう。
しかし、自分の音楽を世に残したということは、素晴らしいことである。彼女の歌は、今後も歌い継がれていくことだろう。
現職大臣の自殺は戦後初めてだそうだ。国会でいろいろと物議を醸した松岡農水相が、議員宿舎で自殺を図った。
説明責任を問う声もあるが、自殺したということは、命と引き換えに自らの非を認めたということであり、私としては安らかにその死を見届けたい。命乞いをする殺人犯に見習って欲しいものだ。
ニュースで知ったこの二人と、私の知らないところで今日亡くなった全ての方々へ、慎んでご冥福を申し上げる。

気になる女性

さして恋愛感情があるわけではない。一緒にいたいなという気持ちはあるが、それほど切羽詰っているわけではない。
細いという以外、私の女性のタイプに合致するところはない。性格も、深くはまだ知らないが、たぶん合わないところの方が多いと思う。
ではなぜ、私がそんな彼女に声を掛けるかというと。
同じ匂いがするからなのだ。
大学時代、志を同じくする輩が集う場所には、そういう同じ匂いがする奴がわんさかいた。彼女には、それと同じものを感じるのだ。もちろん直感だ。
趣味や趣向は合わないかもしれない。思想や主義も違うかもしれない。
だが、彼女に感じるその匂いで、私は彼女と長い付き合いができる、ような気がする。
ほら、ネタがないとこうなる。

デュアリス

この項で日本車を取り上げるにはそれなりの理由がある。
ニッサンの新型SUVなのだが、テレビCMはご覧になっただろうか。何やらロボットのようなものが映っている。
気になって調べてみると、この車のコンセプトが「パワードスーツ」というわけで、どこかで見たようなデザインのロボットが載っている。
それもそのはず、デザイナーはあの河森正治氏である。
車のデザインは全然関係ないが、CMコンセプトとしてプレゼンするためのロボット=パワードスーツをデザインしたというわけだ。
ガンダムの原案ともなったSF小説「宇宙の戦士」に出てくるパワードスーツのデザインも氏であり、パワードスーツ=河森正治ということなのだ。
CMのために、というより、これがやりたかったからというプランナーの意図が見えそうだ。
どうせなら車のデザインにも関わってもらいたかった。この車、ゴーン以前の悪いニッサンのデザインに戻ったようだ。
実際にこのパワードスーツは製作され(動かへんよ)、銀座ギャラリーに営業に出ているらしいので、お近くの方は出かけてみてはいかがだろうか。ちなみに、なんとなくケンプファーに似ているのはナイショだ。
http://www.nissan.co.jp/

ノートンがおかしい

いつものようにPCを起動させると、NIS2007から警告がきた。アクティブ化してないからしろ?それはインストール時に済んだはずだ。
あれこれ試してみたがアクティブ化できない。こうなると再インストールしかない。
しまった、ダウンロード購入だった。
メールの重要フォルダに残していたのでそこからダウンロード。アンインストールせずに入れたのでエラー。再インストールするときはちゃんと前のをデリってからしようね。
再インストールは無事成功、ついでにノートンアカウントを作成、というか、前にしてあったのを再登録。
しかしライブアップデートが何回かエラーに。なんとか終えた頃には二時間が経過していた。
現在も、ちょこちょこおかしい現象がある。Symantec Network Proxy Serviceが不正終了したり、ccproxy.exeが異常にメモリを使用したり、ちょっと厄介だ。
ノートンは信頼していたのだが、そろそろ見直す時期だろうか。うーむ。

罪と罰

昨今の死刑制度、少年法などの問題は、犯罪の抑止という観点を無視しているように思える。
犯罪者の人権は過剰に保護され、殺人を犯しても社会復帰が約束される世の中になっている。
人は、罪を犯した時点で、もう人であることを放棄しているのだ。そんな人間を、保護する必要がどこにあるのだろうか。
罪を犯すということの重大さを、今の法治システムは全く軽視している。犯罪に対する対処療法でしかないのだ。
つい最近、飲酒運転による重大事故が相次いだが、重大な事故を犯した運転手は免許を剥奪すべきである。簡単なことだ。何年も刑務所に入ったところで、車と酒が揃えば、そいつはまた同じことをしでかすに違いない。
そう、簡単なことなのだ。目には目を、歯には歯を。命には命を。
命乞いをする殺人者よ、君のしたことをもう一度振り返るがいい。

サンウェーブ:パタパタくん

カンガルーの着ぐるみを着た男の子、どこかいたずらっぽくほくそ笑んでいる。
それもそのはず、男の子はポケットにいろんなものを隠していた。お玉、フライ返し、調味料の入れ物、お母さんはお見通しだ。
お母さんは、男の子からそれらを受け取ると、キッチンのパタパタくんへしまう。
最後に、男の子はバナナを出す。それは持ってていいよと、お母さん。嬉しそうにポケットにしまう男の子。
いや、なんとも微笑ましいCMだ。男の子の表情がいい。台詞は一切なく、ピアノに合わせてずっと歌が流れている。
単純な切り返しも、ただシンプルなだけでなく、立場の対比をしっかり見せる意味で重要だ。
あまり目立ってはいないが、このパタパタくんシリーズはちょっとクセのある作品を作り続けている。
こういうアーティスティックなCMを流す企業を、ちょっと贔屓目に見てしまうのは正直なところだ。
http://www.sunwave.co.jp/gallery/cm.html