安全に100%はないと、これまで何度口を酸っぱくして言ったことか。事故原因は、遊園地側の怠慢以外の何物でもない。
エキスポランドという身近な遊園地で起こっただけに、残念である。
メンテナンスというのは、地味で費用も莫大だが、事故や故障を防ぐ最大の方法である。
以前、私が働いていた某ホテルで、2年以上ほったらかしにしていた機械から煙が出てえらいことになった。
当然そこの仕事はアウト、私はしばらく路頭に迷うことになったのだ。
それまで、メンテが入るたびに機械の調子が微妙に変わり、私はぶちぶち文句を言っていたのだが、その一件でメンテの重要性を思い知らされた。
老舗遊園地の経営は厳しい。安全より経営を優先した結果が、この事故につながったといっても過言ではない。
エキスポランドは、この先もしかすると最悪のシナリオを辿るかもしれないが、それは止むを得ないことかもしれない。
扁桃炎制圧
結局受診はせず、市販の薬でなんとか抑えた格好だ。やはりガラゴックはすごい。
痛みが治まった後も、咳が残って辛かった。咳止めもあまり服用するものではないし、なんとか騙し騙し抑えた。
やはり帰宅後のうがい手洗いは年中必要である。とどめにイソジンのうがい薬を投入、しばらく帰宅後と寝る前はうがいが必要だろう。
最近口中内を殺菌ばっかりしてるので、口内炎とはごぶさたである。あんなもん、もう二度とお目にかかりたくはないが。
口内炎予防のためにも、うがいは有効かもしれない。咳はなんとか来週の観劇までには直したいものだ。
それでは、よいGW最終日を。雨やね。
怪奇大作戦セカンドファイル#2「昭和幻燈小路」
怪奇大作戦新シリーズは、実相寺監督も熱望していたらしい。この作品は、氏の遺稿でもある。
「うる星2ビューティフルドリーマー」を思い起こせるプロットと、静かに進む演出が威厳さえ感じさせる。
怪奇大作戦のSFプロットはいくつかある。1話のようにメカニカルなタイプや、この2話のような心霊的タイプなど。前者は巧妙な仕掛けや派手な演出が要求されがちだが、後者は心理的な描写、心情の機微を捉えた細やかな演出が要求される。
本作の演出北浦嗣巳は、実相寺監督の愛弟子とされている。奇しくもBSではこのあとに「京都買います」が放送され、ご本人にすれば何をしてくれんねん、というような心境だろうが、引けをとらないといったら言い過ぎにしろ、なかなか見応えのある作品に仕上がったと思う。
怪奇大作戦セカンドファイル#1「ゼウスの銃爪」
ぶっちゃけていうと、オリジナルが凄すぎてあまり新作には期待していない。が、怪奇大作戦という私が生まれた頃のコンテンツに、未だにこうして目を向けている人々がたくさんいるということが素直に嬉しい。
さて、その新作だが、まず問題点を挙げておこう。
・牧とノムの見た目が区別つかない。
・エフェクトがあまりにもチープすぎる。
・プロット上、仕掛けにあまり重点が置かれていない。
キャスティングは発表当時から波紋を呼んでいた。私も正直首を捻った口だ。だが、まあそれに関しては大きな問題にはならなかったようだ。
女性がマイクロウェーブを受けて燃え上がるシーン、私はがっかりした。なんて安っぽい映像効果なんだ。21世紀の技術が、40年前のそれに完敗している。
シナリオはまあまあ及第点だった。だが、このコンテンツのメインともいえる怪奇の仕掛けにやや問題がある。
衛星兵器を使ったマイクロウェーブ発信機というのはまんざら目新しいものでもない。それを少年少女がハッキングして使うというのもそうだ。
怪奇大作戦の仕掛けの醍醐味というのは、町工場レベルでやってのけてしまうSFでなければならない。
決して地下組織や、工作員などといった、都合のいいファクターで処理すべきものではないのだ。
BSの放送では、この後「恐怖の電話」「死を呼ぶ電波」「かまいたち」を放送した。ファンとしては嬉しいが、この新作の後に類似ネタを扱っている「恐怖の電話」を持ってくるとは、ほとんど嫌がらせに近い。
そして、「かまいたち」である。目の肥えた視聴者なら、怪奇大作戦を知らなくても新作よりオリジナルに魅了されるのは間違いない。
怪奇に限ったことではないが、改めてシナリオの重要性を再認識させられる。


