ぼーっとしてたら死ぬぞ

ジェットコースターから乗客が投げ出されて死亡するという事故があった。
乗客の安全バーが締まっておらず、係員の安全確認の不備が事故の原因らしい。
と一言で済ますのは簡単だ。
推測の域を出ないが、死亡した乗客は、自分の安全バーが締まらないことに対してどう思っていたのだろう。
もしかすると、締まってないけどまあいいか、くらいに思っていたのだろうか。私なら大声を張り上げて「締まってないぞアホンダラ」と叫ぶのだが。
事故の責任は間違いなく遊園地側にある。係員が安全確認を徹底しなかったために起こった事故だ。
しかし、乗客側の安全確認で防げた事故でもある。
人間はミスをする。他人も自分もミスをする。他人のミスは防ぎようがない。となれば、自分がミスをしないようにするか、他人のミスを自分の行動でカバーするしかない。
結局、最後のフェイルセーフは自分自身なのだ。
以前、横断歩道で信号が青になって渡ろうとすると、信号無視の車が突っ込んできた。二回あった。
もし私がぼーっと歩いていたら、間違いなく死んでいただろう。
日本人はもう少し、世の中が危険だということを認識したほうがいいかもしれない。自分の何気ない行為も、一つ間違えれば他人や自分を死に至らしめることだってある。
死んでからでは、こうやって文句も言えないのだから。