旬の話題をひとつ。
リーグ優勝に浮かれていた阪神の隙をついた格好で飛び込んだニュースだった。
阪神ファンを始め人々の関心は、阪神電鉄が村上ファンドに乗っ取られてしまうのではないかということだろうが、私はそんなに心配していない。
相変わらず経済には疎いが、ライブドアとフジテレビの時とは違い、村上ファンドというのは株を運用して儲けるという会社であり、よその会社を乗っ取って云々というのが目的ではないからだ。
村上ファンドが資金を持っているのではなく、顧客から金を託されて株を運用するわけで、となると儲かる株を買うのは当然である。そこで目を付けられたのが阪神電鉄ということだ。
仮に万が一、村上ファンドが阪神電鉄、ひいては阪神タイガースを買収することになれば、全国四千万の阪神ファンが黙っているはずがない。村上ファンドなどは微塵もなく消え失せるだろう。物理的に。
村上氏も阪神ファンだと聞く。もしも、阪神が巨人のような振る舞いをしようものなら、そのときは大いに口を出していただこう。