楽天がTBSを攻撃

やはり今日はこれについて書かざるを得ない。なんか、時代が変わっていく只中にいるような気がして、なんとも妙な気分である。
そもそも、テレビ局が株式を上場したのは最近である。ほんの数年前の話だ。相変わらず経済については疎いが、株式会社としてはそのほうがいいのだろう。
ライブドアvsフジテレビのときも言われたが、株式を上場するということは、大量に買われて乗っ取られる可能性があるわけで、それが嫌なら上場するなということらしい。
つまり株式を上場することは、会社の発展につながる一方で、そういったリスクも負うということだ。
攻撃側、楽天にリスクがないかというと、それも違う。株式を取得するには、当然大量の資金が必要なわけで、一歩間違えれば己が崩壊してしまいかねない。
ライブドアとは違い、楽天は一見紳士的とも思える攻め方だが、まあ素人からすれば射殺か刺殺かの違いにしか見えない。株という人質をとって要件を突きつけるわけだから、紳士的もクソもあったもんじゃない。
が、TBSは実は経営が厳しいと言われている。最近は視聴率もあまり占有できず、日テレやCXに奪われ、得意のドラマもさっぱりである。一部の人気アナウンサーは、子会社に出向という形で勤務し、給料を抑えられているそうだ。
この勝負、どうもTBSに分が悪い。しかし、仮に楽天がTBSを吸収したとして、楽天にテレビメディアを扱うノウハウはない。まさか、楽天テレビショッピングをやろうとしているわけでもないだろうが、ヘンな方向へ影響が及びつつあるので、どうか両者大人の対応をしていただきたい。