アップルシード

BSでやってたので観てしまった。一応劇場に観に行ったが、2004年だったのでまだブログ開設前だ。
最近は劇場用でなくてもコンピュータなしでアニメーションは成り立たなくなっている。
しかし、テレビアニメはまだまだ人の手で絵が描かれ、それを元に製作されている。
アップルシードは、いわゆるフルCGアニメになる。私はどうも、あのもっちゃりした動きに慣れない。
アニメーションはもともと、人の目の残像現象を利用している。
連続していない絵でも、人の目が勝手にその間の映像を補完して見えているのだ。
ところがフルCGとなると、全てにおいて絵が連続しているので、全ての動きが見えてしまいべったりとした印象を受ける。
デジタルアニメができないことを一つ挙げれば、ウソをつけないところだ。
アナログアニメは、演出という名のウソをつくことによって、動きにリアルさを持たせることができる。
全てが見えてしまうデジタルにはできない芸当だ。
80年代テレビアニメ全盛期を生きてきた私にとって、フルCGアニメはどうも受け付けないようだ。

立冬

けろちゃんずもそろそろ冬支度である。
鴨川はもう餌がなくなってきた。ゆりかもめもやってきたようだ。
北風は冷たいが、日差しは実に暖かい。絶好の遠足日和だ。
冬眠用の落ち葉を拾って帰る。けろちゃんずは、土にもぐるというより、落ち葉の下にもぐる冬眠をする。
コンビニのおねいさんが髪を切った。かわいすぎて見られない。
政治がぐっちゃぐちゃになっているが、そんなことはお構いなしに季節は進む。
おかん、夏物のスーツはもう寒いぞ。

MANNA「MANNA」

ピチカートファイヴを脱退した鴨宮諒が、梶原もと子と組んだユニット。
初期のピチカートファイヴは、どちらかというと鴨宮が音楽的に前に出ていて、後の小西・高浪のピチカートと聴き比べると、このアルバムのほうが初期のピチカートらしさを残している。
脳内で梶原の声と佐々木麻美子を変換してみればわかるだろう。
梶原は、カヒミ・カリィや嶺川貴子とユニットを組んで活動していたことがあり、ヴォーカリストとしての実力はあったと思うが、このアルバムの購買層を考えると、ぼやーっと浮かんでくるのは佐々木麻美子であり、それはやはり抗うことのできない強大な存在であった。
ヴォーカルを生かした曲作りをしているわりに、アレンジはちょっとごちゃついている曲もあり、統一感がなかなか得られない。
結果、ピチカート佐々木麻美子の怨霊(?)に憑かれて、サウンドイメージが凡庸になってしまったのは残念だ。
それは往々にして、聴く側にも責任があるのかもしれない。佐々木麻美子に憑かれているのは聴き手なのだから。

2007 UD Masterpieces

UDではあまり見かけないギャラリーカードだ。
カンバス風の仕上げで手触りがいい。金箔押しのロゴとネームも高級感を演出している。
ダミーカードが久しぶりに入っていた。ちっ、てな感じである。
10種以上のパラがあるが、チャベスくんはレギュラーカードのラインナップになかった。ほっ。メモラはあるようだ。
071106

事故

久しぶりにオムライスを食って、地下街から国道沿いに出た。
行く手にパトライトが見える。また左翼がデモ行進でもしているのかうっとうしい。
夏のスーツはさすがに寒いなと歩いていると、パトライトは救急車のものだった。事故らしい。
信号待ちの人々の視線が一点に集中している。
絶え間なく行き交う車の間から、横たわる人影が見えた。一人ではない。二人いる。ヘルメット姿の男性と、ホステスらしい茶髪の女性。
全く動かない。
側壁にはバイクが立てかけてある。恐らく二人乗りしていたのだろう。事故相手らしい乗用車はフロントバンパーがなくなっている。
事故の状況はわからないが、倒れている二人は全く微動だにしない。救急隊員に慌てている様子もない。
私は少しだけ緩めた歩調を元に戻し、逃げるようにその場を後にした。
しばらくして、背中越しにサイレンが通り過ぎていった。
ドーナツでも買って帰るか。

自民と民主が連立?

ニュース速報を見たとき、私は思わず笑ってしまった。マジで?ってな感じである。
それも民主からではなく、自民から持ちかけたというではないか。
そんな政府を国民が納得するとでも思っているのだろうか。もし仮に大連立を組むことがあったら、私は迷うことなく共産党に票を投じる。
やはり年内解散、総選挙ということになるのだろうか。
小泉政権のときと比べると、政治のやる気が全く見えない。やる気で言えば、まだ安倍政権のほうが活気があったように思う。
小難しい理屈より、ついてこい!の一言が必要なときもある。
福田首相はどうもそういうタイプではないようだ。自民もいよいよか。