週が明けて、一部の民放は通常番組を放送し始めた。否定的な意見も多いが、私はそのほうがいいと思う。
いくつものチャンネルが同じ内容を放送していても、視聴者は一つしか選べない。それならば、異なった内容を放送して、選択権を与えるのが妥当だ。
それに、相変わらず東京キー局の災害報道はワイドショーの域を出ていない。
津波の様子やガレキの山と化した街をレポーターが歩いて、酷いとかすごいとか当たり前の言葉を繰り返すだけだ。
それに、スポンサーで番組を制作する民放では、原発の話題を慎重に扱わざるを得ない。東京電力が大手のスポンサーだからだ。
災害報道もそうだが、テレビ番組の作り方そのものも見直すべきではないだろうか。
石原都知事の言葉を借りれば、東京こそ我欲を洗い流すことが必要なのだ。日本の首都なら範を示せ。